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2004年11月26日

■中国が初めて温室効果ガス排出の数字を公式に明らかにする

■中国が初めて温室効果ガス排出の数字を公式に明らかにする

 BEIJING(AFP)発:中国は正式に中国が放出している温室効果ガスの量を明らかにした。これには国連役員が、中国の急速な発展に伴い、中国がさらなる有害ガス排出源になる事を警告していた背景がる。中国が「気候変化に関する国連枠組コンヴェンション」の署名国として提出要求されていた報告書において、中国は1994年に、26億トンの二酸化炭素、3429万トンのメタン、そして850,000トンの亜酸化窒素を放出した事を伝えている。

 記者会見で、担当官吏達はこう述べている:1990年または1994年の数字だけが、国家間の比較ができるように、提出要求がなされている。もっと最近の排出数量は出されていなかったけれども、1994年の放出量よりはずっと高いものだと信じられている。中国の排出量は一人あたりでは、13億の人口があるので、他の国との比較では相対的に低くなっている。だが、汚染物質の全体量は合衆国の次ぎで、世界で2番目に大きな放出国になっている。

 ハーリド・マリク、北京国連在住コーディネーター、は、「気候変化に関する中国イニシャル国民通信」報告の発表に続いて、こう述べている:「問題なのは数量ではない。それはまだ国民一人については、相対的には低い。だが、全体量は急速に増大している。中国は急速に加速している。次の数年には、それは大きな問題になるだろう。」中国は2020年までに国内総(生産?)を4倍にすることをめざしているので、そのエネルギー消費量はかなり上がることが予期されている。中国は、まだこの間、エネルギーには、化石燃料、もっとクリーンなエネルギー源ではなく、に依存している。

 先進国とは違って、中国と京都議定書を批准した他の開発途上国は、2008年から2012年までに、1990年のレベルに比べて、6つの温室効果ガス排出を5.2パーセント削減する事を要求されていない。しかし、マリク氏は、中国が、地球温暖化を克服する努力の鍵を握っている、と、言った。「中国は、世界第二のエネルギー消費国として、グローバル消費量の10パーセントを占めているので、--国際的な場面では鍵をなす役割を果たす。気候変化を闘うのに中国の活発な参加は、決定的な重要性を持っている。」と、 彼は言った。

 今回の中国のリポートは、多くの他の国の報告と同様な状況を示している。気候変化により起こされる極端な天候が増大することを示し、その結果より頻繁な干ばつと洪水を結果として生じる。中国の報告は、主要な作物の生産量が低下するかもしれないこと、また未来の農業活動のコストが増大する、と、述べている。中国の役員はこう述べている:中国政府は、排気ガス放出で国民の自覚を引き起こす努力を増すけれども、人口増加、都市化、および経済成長は、もっと多くの排出をもたらすだろう。ガオ・フェン、外務省条約法律部門副長官は、こう述べている:「中国による温室効果ガス排出は未来に確かにずっと高くなるだろう。人口増加のため、国民一人当たりのエネルギー消費量はより高くなるだろう。」中国の人口は、2043年までに、3億人増大する事が予想されている。

参照:
November 11, 2004
China reveals official greenhouse gas emission figures for first time
BEIJING (AFP) - China officially revealed for the first time the amount of greenhouse gases it emits, as a UN official warned it could be the source of even more harmful emissions with its rapid development.

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Author:事務局 : 2004年11月26日 15:06