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2004年11月15日

■米国大豆に錆び病菌(rust)が検出される

■米国大豆に錆び病菌(rust)が検出される
 
 USDAは米国での大豆錆病を確認する

 米国農務省動植物検疫所は、ルイジアナ州立大学研究農場と関連する2つの畑地から2004年11月6日土曜日に取られた大豆葉サンプルに大豆錆病[SR]の存在を2004年11月10日に確認した。これは、合衆国で発見されたSRの最初の例であるが、この検出は、全土でほとんどの大豆が収穫され終わった時に、行われた。この収穫の終了の結果として、この病菌のインパクトは今年2004年、は、最小になるはずである。このSR菌は、2つの菌種のいずれかによって、引き起こされている一アジア種として知られているPhakopsora pachyrhizi、および「新世界」種として知られているP. meibomiae、である。アジア種は、ルイジアナ州で見つかったが、2つの種類の中でも攻撃的であり、より多きな損害を大豆植物に起こす。USDAは、科学エキスパートと監督官吏で構成されているSR検出査定チームを24時間以内に、サイトに派遣する。この派遣チームは、状況を査定するために、ルイジアナ州農務省の代表者達と密接に協力し、この病気の広がりの範囲を決定するために、病菌が検出されたサイト周辺の監視を実施する。

 SRは主に風によって長い距離を渡って行く胞子にって拡散される。APHISは、米国でのこの病菌の検出は今年2004年の非常に活発だったハリケーンの季節と関連していると、予言モデルに基づき、考えている。今年の収穫は完了しているが、来年の植え付け季節中には、生産者はこの病菌の兆候に監視の目を向けなければならないだろう。その兆候は感染した大豆の下方の葉に小さな病班が出てくる。これは、感染した葉の裏側で、やがて拡大し、灰色から赤茶けた色、あるいは赤茶に変わっていく。

 USDAと大豆産業は、問題の重要性を考え協力していて、この病気が米国で発見されたので、その防止努力を拡大するだろう。病班は葉にでるのが最も一般的であるけれども、葉柄、茎、さやにも出る事がある。SRは、2タイプの病斑、黄褐色と赤茶色の斑点を生み出す。黄褐色の病斑は、ひどくなると、中心に小さい膿疱ができまわりを壊死して変色した部分に取り囲まれて、下方の葉部に多量の黄褐色の胞子が出てくる。赤茶色の病斑は、大きな赤茶色の壊死部分を持っていて、葉の下方部に、いくらかの膿胞がでて、胞子はあまり見えない。いったん大豆のさや部に病菌が出始めると、感染は大豆の中間と上部の葉に急速に広がっていく。

 SRは防錆菌薬剤を上手に使って制御できる。しかし、早い時期での兆候の発見がSR病の最も効果的な抑制には必要である。大豆畑地と隣接区域の監視が成長時期を通じて推奨される。殺菌剤の散布は、病菌が検出された時の大豆の成長段階と殺菌剤の使用法しだいで、生産高の損失を起こすことがある。病菌防止剤の有効使用情報は州立大学の拡張サービスを通じて入手可能である。

参照:
Published Date10-NOV-2004
SubjectPRO/PL> Soybean rust - USA: 1st report
SOYBEAN RUST - USA: 1ST REPORT
International Society for Infectious Diseases
Date: 10 Nov 2004

USDA confirms soybean rust in United States

For more information, visit APHIS's soybean rust "hot issues"
website at .
Contacts:
Jim Rogers (202) 690-4755
Jerry Redding (202) 720-6959

c2001 International Society for Infectious Diseases

Author:事務局 : 2004年11月15日 14:41