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2004年12月13日

■密輸入される鳥類が鳥インフルエンザ感染を拡大させる潜在的な恐怖がある

■密輸入される鳥類が鳥インフルエンザ感染を拡大させる潜在的な恐怖がある

 密輸入の鳥が鳥インフルエンザ拡大の恐怖を高めている

 タイから旅行者によってブラッセル空港から持ち込まれた小さいスーツケースは何も顕著なところはないように見えた。しかし、2004年10月18日に税関職員がそれを開けた時に、彼等は驚くべきものを見つけた:2羽の希少な小さいワシが、弱まっているが、健康には見えて、塩ビパイプに入れられてテープで閉じ込められていた。4日後にそのワシの検査テストが戻ったきた時に、税関職員の驚きは恐怖に変った:密輸入されたワシは、鳥インフルエンザH5N1に感染されていたのだ。これは、保険当局が疫病を勃発させ、数百万人を殺すことができると恐れている東南アジアウイルスであったからだ。

 この発見で、これらのワシを持ち込んだ男、ワシを検査した役人、この男と一緒だった二つの航空便の135人の乗客達、の必死の捜索が始まる事になった。23人の人々が検査され、感染していたワシを含み空港にいた652羽の鳥が処分された。この出来事は勃発を引き起こさなかったけれども、世界の保険当局を震撼させた。それは、密輸される野生生物の商売が、致命的な疫病を世界中にばらまくのに、思いがけない効率的な手先になることを証明した。この3週後に、台北の税関職員が、H5N1インフルエンザと闘っているもう一つの国、インドネシア、から持ち込まれた手荷物の中に塩ビのパイプに詰め込まれた28羽のオウムを発見して、この恐怖をさらに強める事になった。ピーター・ダスザック博士、ニューヨーク自然保護医学コンソーシアム理事長、は、こう述べている:「それらは捕捉されたものであるが、捕まっていないものがいるのも確かである。」

 今年2004年のこれまでに、鳥インフルエンザH5N1はタイとベトナムで44人を病気にして、その内32人を殺し、1億羽以上の鳥を感染死させるか、処分死させた。だがそれは東南アジアの8か国を越えてはいない。2004年11月29日月曜日、世界保健機構役員の一人はこう警告した:もし鳥インフルエンザが人から人に容易に移る遺伝子能力を獲得するならば、それは世界中で最高1億人の死を起こすかもしれない。先月WHOは緊急事態サミットのためジュネーブ本部へワクチンメーカーを招集して、この全土的な疫病インフルエンザへのワクチンを作る世界の能力はほんの3億3000万分であり、ワクチン生産には最低6ヶ月が必要であると、警告をしている。

 米国魚類野生生物局は密輸野生生物を阻止する主要連邦機関であるが、ほんの100人の検査官を米国の港湾、空港、国境通関点に配置させているだけである。密輸阻止組織、WildAid、のピーター・ナイト、は、こう述べている:「違法な商取引を監視する為の資金は非常に小さい。私達は炭疽菌とバイオテロを大変心配しているようだが、私達が十分に深刻に受け取っていないリスクがここにある。」

参照:
Archive Number20041207.3247
Published Date07-DEC-2004
AVIAN INFLUENZA, POTENTIAL SPREAD BY SMUGGLED BIRDS

International Society for Infectious Diseases
Source: Palm Beach Post - Cox News Service, 6 Dec 2004 [edited]
Smuggled birds raise fears of avian flu spread
[byline: MAJ McKenna]
c2001 International Society for Infectious Diseases

Author:事務局 : 2004年12月13日 15:28