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2004年12月14日

■南米パラグアイで足口病(こう蹄疫)類似の疫病が報告される

■南米パラグアイで足口病(こう蹄疫)類似の疫病が報告される
  隣国アルゼンチンでは警戒態勢が求められる

牛の足口病/こう蹄疫(FMD)に似ている恐水病の勃発がパラグアイで不安を引き起こしている

 パラグアイ国立動物衛生サービス(SENACSA、Servicio Nacional de Sanidad)の官吏、エドガード・ロドリゲス、は、「サン・ラファエル・デルパラナ、アルティガス、フレームを含む地域で監視が実行されている。」と認めた。このリポートが、イタプアの首都エンカルナシオンのラジオで放送された。イタプアの首都はポサダスに近い都市だが、パラナ川で隔たてられている。「よだれをたらした動物が見つけられて、獣医がこれらの動物を検査するために呼ばれた。」この最初のリポートの後に、他のリポートは受け取られていない。アルゼンチンのフォルモッサに在る動物衛生国立サーヴィス(SENASA)の役員、エンリケ・オルバン氏、は、前述の症例が恐水病である事を確認した。

 この間、牧畜業の州ディレクター、ロドルフォ・ジャケット、は、このニュースに大変驚いている。「公式な情報はなにも出ていない。しかし私達が聞いたコメントによると、検査された動物はよだれを過度に出していたという。これは、足口病と関連した徴候であり、これはどの他の病気にも一致しないものである。」と、アルゼンチンの役員は述べた。ミシオネス地方協会(アルゼンチン)の会長、ヘラルド・ディアス・ベルトラン、は、こう述べている:「これは全土的な疫病になる危険があるので、私達は用心深くしなければならない。」 彼はまたこう督促した:「直ちに、パラグアイからの肉の輸入を中止すべきである。特にクリスマス休暇が近づき、食物をパラグアイで買うために、多くの人々が国境を越えていくので、牛であれ、ブタであれ、羊やヤギであれ、この状況が完全にはっきりするまで、輸入中止をすべきである。」

 ディアス・ベルトランは人々の記憶に訴えてこう述べている:「ミシオネスの牧畜業は350,000の家畜を含み、足口病/こう蹄疫(FMD)に対しては年二度の二回目の予防接種が首尾よく終えたところである。最初フォルモサ州で起きた問題で、また後では、ここから遠くないパラグアイとブラジルの国境での問題で、私達には市場が閉ざされてしまった。従って、私達は用心深くしなければならない。類似した事が起きるかもしれないからだ。」パラグアイで足口病/こう蹄疫(FMD)の最後の発病は、フォルモサとボリビア国境から遠くない、エルチャコ地区のボケロン省で、2003年7月に報告されている。

 SENASAの監視長官、エンリケ・オルバンさん、は、地元のラジオ放送局でこう述べた:「私達はSENACSAパラグアイ当局に接触して事情をきいた。当局は、身体麻痺になっていく恐水病の問題が出ている、またこの病気の最後の段階では、家畜が、よだれをたらし、動作不能になり、そして最後には死亡すると私達に伝えた。」彼は、アルゼンチンの官吏が、この状況を確認するためにそのようなサイト、特にポサダスの近くのサイト、を訪問するように招かれた事を指摘した。「アルゼンチンでは、疫病がコウモリによって伝染させられるので、フォルモッサ地域では状況をコントロールするために予防接種を実行すべきである」、と、彼は述べた。
後略、、、、、、、、、。

参照:
Archive Number20041212.3293
Published Date12-DEC-2004
SubjectPRO/AH> Rabies, bovine - Paraguay
International Society for Infectious Diseases
Source: Formosa ya.com 30 Nov 2004
A rabies outbreak resembling FMD in cattle causes concern in Paraguay
c2001 International Society for Infectious Diseases

Author:事務局 : 2004年12月14日 15:30