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2005年02月20日

■インドで多くの豚が原因不明のまま死んでいる

■インドで多くの豚が原因不明のまま死んでいる
  豚インフルエンザの声も出ている

 100頭以上のブタがインドのタジュ市で死んでいる

 数百匹の豚がこの15日間で当地のスラム街ででた汚染ごみと言われるものを食べて死亡したと言われている。豚の死骸の山が腐敗していて、その死んだブタの肉を犬が食べて、犬が病気になっているというリポートが出ている。このブタの大量死の公式な説明がない状態であるが、この豚の所有者達は、ほとんどが、ヒンズー教カーストのダリト階層で、清掃員としてアグラ地方自治体で雇われているが、この豚の病気を「ブタのインフルエンザ」と呼んでいる。社会活動家、Mahesh Dhakar、は、こう述べている:「豚が死亡している理由の一つは、この市のあちこちに積み重ねてあるごみの劣悪さ、いやむしろその毒性である。」

 ブタは風邪とウイルス熱で死んだ、と、ナーガル・ニガムの役員、は、述べている。ダリットの数十の近郷地域では、100頭の豚が死んでいる。Nunihaiや他の地域では、死骸の山が健康への障害になりつつある。カムラ・ナガー近くのカラミョギ・エンクレイヴ地区では、数十頭の豚が公園で何日も腐りかけていて、全地域で悪臭が出ている、と、地区の住民、が、述べている。報告では、平均 20から25頭のブタが毎日死んでいる。「寒さへの露出で少数の豚が死ぬのは、よくある事で、理解できることである。だが何かはっきりしない理由でこんなに多くの豚が死んでいっているので、なにか深刻な事が起きないうちに、調査しなければならない。」と、地域の議会リーダー、アミット・アガーワル、は、述べている。彼はさらにこう述べている:「養豚に従事している人達は、ブタ一頭が5,000 INR[114.34米ドル]もかかるので、当然動揺している。」

 ネトラ・パル・シン、ソーシャルワーカー、ファミリー助言者、は、こう述べている:「もしアグラに豚がいなければ、全市が人の排泄物や家庭からのごみで一杯になっているだろう。」彼は去年、市をクリーンにする為、「豚受け入れ公共キャンペーン」を組織していた。Agra Nagar Nigamにはこの仕事をしている4,000人の労働者がいる。ラジ・サクセナ、報道記者、はこう述べている:「従って、ブタは廃棄物をリサイクルするのに、大きな助けになっているのです。」

参照:
UNEXPLAINED DEATHS, PIGS - INDIA (UTTAR PRADESH)
International Society for Infectious Diseases
Date: Tue, 15 Feb 2005
From: A-Lan Banks
Source: India News via New Kerala, 14 Feb 2005 [edited]
More than 100 pigs die in Taj city

ProMED-mail
c2001 International Society for Infectious Diseases

Author:事務局 : 2005年02月20日 16:06