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2005年04月30日

■フロリダのトマト農園で新しい害虫が確認される

■農業と害虫被害
  フロリダのトマト農園で新しい害虫が確認される

 フロリダでトマトに根節線虫-Meloidogyne floridensis-が初めて報告される

 フロリダ州は、17,700ヘクタールで、6億3,400万kgの生産高を持ち、5億1600万ドルに値する新鮮トマト(_Lycopersicon esculentum_L)の米国最大の生産地である。効果的な作物管理が、強い害虫プレッシャーがあるので、フロリダの野菜生産には欠かせない。存在害虫の識別がIPM(総合害虫管理)プログラムがうまく展開する事の第1のステップである。根節線虫類(Meloidogyne_ spp)は、フロリダの野菜に寄生する共通の線虫の害虫で、管理が適切にされていない時には、相当な生産減少を引き起こす。2003年の現場実験では、フロリダのセント・ルーシーとセミノール郡の2つの研究農場から土壌が採集された。根節線虫によって起された損傷が、両方の場所のトマトにおいて観察された。識別に適した雌を屋外で育てられた根から獲得するのが難しいので、野外の土は温室の鉢に入れられて、「Lycopersicon esculentum_ cv Rutgers」が植えられた。

 標準形態的テクニック、差異ホストテスト、イソチーム発現、が。線虫識別において使われた。雌の根節線虫がトマトの根から取り出されて、摘出バッファに置かれた(10パーセントwt/volサッカロース、2パーセントvol/vol Triton X-100、0.01 per cent wt/vol bromophenol blue )。雌線虫が粉砕されて、ポリアクリルアミドゲルに置かれて、PhastSystem (Amersham Biosciences, Piscataway, NJ)を使って電気泳動方によって分離された。リンゴ酸塩デヒドロゲナーゼとエステラーゼ酵素の活動が標準テクニックを使って検出された。Meloidogyne incognita(コフォイドとホワイト)、Chitwood、M.javanica_(Treub)Chitwood、と、一貫している、イソチーム発現が両方の場所から観察された。これには新しい呼び名の_M.floridensis_ Handoo (1)も含まれていた。私達の知る限りでは、これはM. floridensis_、フロリダのトマトに自然に存在する、最初のリポートである。野菜生産フィールドのM.floridensisの確認と分布は、州全体での疫害管理のためには重要である。なぜなら、ホストの範囲が、たぶん、他のMeloidogyne_sppと違ったものになりそうだからである。

参照:
ROOT-KNOT NEMATODE, TOMATO - USA (FLORIDA): 1ST REPORT
International Society for Infectious Diseases

Date: 16 Apr 2005
Source: American Phytopathological Society, Plant Disease
Notes [edited]

c2001 International Society for Infectious Diseases

Author:事務局 : 2005年04月30日 16:45