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2005年05月06日

■フィリッピンで豚のFMD(足口病/こう蹄疫)が勃発している事が布告される

■フィリッピンで豚のFMD(足口病/こう蹄疫)が勃発している事が布告される

 屠畜場にFMDが勃発する

 バギオ市獣医局は、バギオ地区で屠畜された豚の間で起きた足口病/こう蹄疫(FMD)を追って、屠畜場敷地を隔離体制の下においた。市獣医局(CVO)主任、ブリジット・ピオクは、市獣医局と農務省(DA)は、2005年2月以来FMDのため屠畜場内の数匹の豚が死んだことに注目し、この疫病の勃発を宣告すると、言った。ピオクは、その地区の清掃と消毒をさせる為に、2005年4月25日に始まる30日の期間、屠畜場が隔離されると言った。これはウイルスがより一層広がるのを抑制する為であると、ピオクは言った。

 2005年2月24日から4月18日まで、同局は、FMDのため総計26匹の豚の死を記録した。記録された最高の発生率は、2005年2月28日の14件である。2005年4月19日から現在までは、何も記録されていない、と、ピオクは付言した。隔離を完全に実施するために、市長のブラウリオ・ヤラノンは、シニア監督官、イサガニ・ネレツ、バギオ市警察署(BCPO)長官、および公安部長、エマニュエル・レイエス、に地域のセキュリティ確保に、CVOを補助するように命じた。これ以前にピオクはヤラノン市長に検問地点で屠畜場にセキュリティを保証するために最低1人の巡回警察官を配置し、屠畜のため動物を輸送する車をゲーで許可証と通行証を検査するよう、要求していた。

 30日間の隔離中に、屠畜場の1、2、3番ゲートは、ヤギ買人業者、肉屋、CVO従業員だけに開かれることとする。「全入場、全出場」点検方針が採用されて、午後11時から午前8時までに持ち込まれた家畜は、全て翌日に屠殺されて、「全国食肉検査委員会」により検査されて、市の市場での販売に向けられる。ピオクは、FMDが人に感染しないと保証しているが、この勃発は、特に経済へのインパクトをもたらすだろう、また商業用の豚飼育業者が一番影響を受けるだろうと言った。

 FMDは、しばしば牛、羊、ブタ、およびヤギのような偶蹄類動物を犯す高伝染性の病気である。その徴候は、発熱、食欲と体重の喪失、粘液膜の水疱、特に口、足、乳房や乳首に出る水疱を含んでいる。水疱から漏出する液体は、唾液、ミルク、尿や他の分泌物と同じで、ウイルスにひどく感染している。ピオクはこう述べている:接触によってこの病気はすぐに拡大し、感染された食物、水、土、または他の物資、空気を通じて伝染が広がる。人間は、この病気にはほとんど罹らないが、病菌の運び屋になりうる。それは、ねずみ、犬、鳥、野生動物、冷凍肉と同様である。疫病拡大を制限する為の対策には、隔離体制、感染動物の屠畜と完全処分、および汚染物資材の消毒がある。

参照:
Archive Number20050430.1206
(02)
FOOT & MOUTH DISEASE, PIGS - PHILIPPINES (02)
International Society for Infectious Diseases

Date: Sat, 30 Apr 2005
From: Mary Marshall
Foot-mouth disease outbreak in slaughterhouse
c2001 International Society for Infectious Diseases

Author:事務局 : 2005年05月06日 16:48