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2005年05月30日

■ドイツでのヒキガエルの多発死は診断がついていない

■ドイツでのヒキガエルの多発死は診断がついていない
  カナダでの屎尿流入による汚染湖水からの生態的類推

 ヒキガエルの原因査定がつかない死

 ヒキガエルの死体と池の水から「クロストリジウム・パーフリンゲン菌(Clostridium perfringens)」を分離する試みが行われたのだろうか?カナダ、オンタリオでは、都市の水がある場所の一部が、犬(そしておそらく人も)の水泳禁止になっている。その理由は、腸の病原菌と皮膚の[擦りむけ]を起こす皮膚病原菌としての「C,perfringens」菌による症状が出ているからである。「C.perfringens」菌は、酸素への嫌気性にもかかわらず、池水で、特に屎尿汚染が高い所では、蔓延している。都市の人間の倒錯的なトイレ習慣のため、人やイヌの排泄物が、雨水の流入で都市の水路に流れ込み、停滞している屎尿細菌の培養体を生み出している。

 「C.perfringens」菌は適切な酸素欠如条件のもとで、急速に成長し、精緻な膨大なガス(水素と二酸化炭素)を生み出す。この菌は、哺乳動物の皮膚と筋肉によって閉じ込められると、「ガス壊疽」を引き起こしうる。このガスがヒキガエルの腹の中で、皮膜を限界を超えて膨張させてしまうことが考えられる。両生類の「クロストリジウム」菌の感染を引き起こす双翅類ウジ病(飛行ウジによる汚染)について1つの論文がある。だがこの場合はヒキガエルで、腹腔が破裂する事への言及はない。
報告:H.J.Baker, DVM

 「International Society for Infectious Diseases」の解説:

 上述のベイカー博士の報告は、両生類のクロストリジウム感染に関する興味ある報告である。この出来事は非常に情報的に重要で、病理学あるいは化学物質の観点から憂慮すべきものだが、その実験的な問題はまだ成功していない事がよく知られている。もし何かの実験的な、また調査的な報告があれば、教えていただくとありがたいものです。

参照:
Archive Number20050520.1388
UNDIAGNOSED DIE-OFF, TOADS - GERMANY (05)
International Society for Infectious Diseases
Date: Thu, 19 May 2005 14:57:18 -0400

Etobicoke, Ontario

c2001 International Society for Infectious Diseases

Author:事務局 : 2005年05月30日 10:22