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2005年05月11日

■WHO世界疫病報告:インドで髄膜炎の勃発が多く起きている

■WHO世界疫病報告:
  インドで髄膜炎の勃発が多く起きている

 2005年3月29日以来髄膜炎菌による疫病(meningococcal disease)の111人の発病が2005年5月6日までに、デリーで報告されている。今までのところ、15人の死が報告されている。発病の大多数とすべての死亡者は、幼い人達に起きている。伝染病国立研究所(NICD)は、5人の患者から得られた中枢神経からの液体に髄膜炎菌(serogroup A)の存在を発見した。ほとんどの患者はオールド・デリーから報告された。国家当局は以下の事を確定している:対応機構と調査を支持する専門家団体、ガイドラインの適応化、適切な戦略アドバイスを提供するだけでなく、対応と病気の状況を規則的に再考する事。この対応団体は、MoHFW、デリー市協会(MCD)、ニューデリー市委員会(NDMC)、病院、伝染病国立院(NICD)、WHO、および他の関連機関、から成っている。そのミーティングは、医療サービス(DGHS)理事長、健康と家族福祉連合省によって、主催されている。

 病気の早期検出の為の監視、発病管理、病気拡大防止、が、強化されている。NICDにおいて24時間の管理室が設立されている。技術ガイドラインが配布されている。脳膜炎病に焦点を合わせたニューズレター(CD警告)が医師達に利用可能にされている。メディアへの説明発表は規則的にリリースされている。密接な感染接触度への予防的化学療法と、罹病率が高い人口グループの予防接種が進行中である。保健専門家と就労者は、予防、適切患者管理、伝染抑制措置でオリエンテイションを受けている。WHOはインド当局と密接に活動していて、ガイドラインとツールという形のテクニカル・サポート、状況監視、疫病調査で、健康当局に、支援を提供している。WHOはDGHSによって管轄されているエキスパートのグループのメンバーでもある。

 SEA地域での髄膜炎症の過去の勃発概略:

 髄膜炎菌による病気はデリーでの疫病で、髄膜菌性髄膜炎の散発的な発症は前年からデリーでずっと起きている。さらに、インドは、髄膜菌性髄膜炎のデリーやその周辺での勃発を1966と1985の間に記録で取っている。1966年では髄膜炎の616の発病が、20.9%の致死率で、報告されている。発病と死の最も高い割合は、一歳未満で、次に1歳から4歳までがそれに続いている。男と女の比率はほぼ3:1である。試薬が入手不可能であった為に、「N.meningitides」のグループ化は実行できなかった。1985年間での疫病勃発は、感染者数と感染地域の面で、ずっと大きかった。799人の死亡(13%)を出し6133人の発病が報告された。男と女の比率は3:1であった。N.meningitidesの分離したすべての発症はサブグループ、A. Meningococcalに属していた。

 1985年間の髄膜炎菌髄膜炎の分離した発症は、インドの数地域、すなわちハリヤナ、ウッタル・プラデシ、ラージャスターン、シッキム、グジャラート州、ジャムとカシミール、ウェスト・ベンガル、チャンディーガル、ケララ、およびオリッサでまた報告された。1985年には、ブータンもまた、髄膜炎に襲われて、1985年9月と1986年3月の間に、41人の死者をだした247人の発病が報告された。カトマンズ渓谷では、1982年から1984年の間に、1475人の発病があり、最も高い死亡率はネパールで起きて、罹病率は一歳未満の幼児で高かった。

参照:
WHO Weekly Epidemiological Record e-mail bulletin service
DISEASE OUTBREAK NEWS Item(s)published on the World Wide Web
http://www.who.int/csr/don
Meningococcal disease in India 9 May 2005

Author:事務局 : 2005年05月11日 16:52