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2005年07月06日

■中国、鳥インフルエンザ状況と野鳥飛来の感染問題

■中国、鳥インフルエンザ状況と野鳥飛来の感染問題
  毎夏チンハイ湖へ約189の種の鳥が集まってくる

 中国農業省のスポークスマンは、2005年7月1日金曜日に、中国北西部のチンハイ州での鳥インフルエンザの勃発が、「コントロール下に置かれた」と言った。ジア・ユーリング、同スポークスマンでありまた同省獣医局局長、は、こう述べている:この病気により殺された渡り鳥の数は、2005年6月8日以来一日につき約20羽にさがった。2005年5月4日に病気が報告されて以来、これまでに、6000羽以上の渡り鳥が死んでいる。ジアは、中国農業省は最新の進展を関連する国際的組織に報告してきた、と言った。中国の全レベルの政府は、鳥インフルエンザの防止とコントロールに重要性を置いてきた。そして関連した省庁は、この病気を防止するため多くの対策を行った。チンハイ州で鳥インフルエンザ勃発が報告されて以来、地方政府は、この疫病が広がることを防止するため多くの努力をしたと、彼は述べ、これまでに家禽または人間は感染していない、と、付け加えた。

 ジア・ユーリング、は、こう述べている:中国農業省は、チンハイでこの致命的疫病によって殺された鳥から取り出したウイルスを調査中で、テストを実施している。その結果は、関係する国際組織にできるだけ早く報告されるだろう。2004年に中国で鳥インフルエンザの発病以来、中国政府は世界保健機構(WHO)に5つのウイルスの菌株を提供してきた。ジア・ユーリングはこう言った。中国農業省は、国際的な組織との密接な協力を望んでいて、国際的なエキスパート達が中国の研究所にくるのを歓迎している。

 WHOは、中国に、同地域の鳥のテストを、どれかの種がこのウイルスに感染しているかどうかを決定するために、依頼した。毎夏、チンハイ湖へ約189の種の鳥が集まってくる。その後この鳥達は南と西へ飛んで行く。チンハイ湖はポピュラーな観光客の魅力ある場所になっている。5月後期に、1000羽以上の野生の鳥〈ガチョウとカモメを含む〉が、チンハイ湖でH5N1インフルエンザ菌株によって殺された。

参照:
AVIAN INFLUENZA, WILD WATERFOWL - CHINA (07)

The International Journal of Infectious Diseases

Date: 1 Jul 2005

Aaron Priel

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Author:事務局 : 2005年07月06日 11:03