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2005年08月18日

■GMOと人間の健康 (1)

■GMOと人間の健康 (1)
  英国「人々の健康会議」のメイワン・ホウ博士の講演から
  GMは健康によくない事が判明してきている

 GMは健康によくない事が判明してきている、
 なぜなら新しい遺伝子科学の「地の目」に反するからである

 GMO即ち遺伝子組替え有機体は、自然な遺伝子形質が合成遺伝形質を挿入されることによって変更されたものである。それで我々は食物、飼料、ファイバー、一連の薬剤、産業用製品を提供されている。たぶん、皆さんは、一部の科学者からGM食品は、そのテクノロジーが非常に精密で、すばらしく、規制が世界で最も厳密であるので、GM食物は完全に安全である、という決まり文句を聞いた事があるでしょう。GMは生物多様性に良い、生産高を増大させる、殺虫剤使用を減少させる、等々聞いた事があるでしょう。これらの主張のすべては、「米国農務省」また独立した科学者達により収集されたデータによって偽りである事が証明されている。世界保健機構は、「現代の食物生物工学、人間の健康と開発:証拠に依拠した研究」という報告を発表している(2005年6月23日):それはこう主張している:GMOの使用に関係する潜在的なリスクはあるかもしれないけれども、今日育てられているGM作物は健康へのリスクを出しそうにない。

 だがしかし、GM食物と飼料は決して安全ではないことを示している一連の出来事が起きている。これらには、GM作物を生産しているバイオ企業により実施された研究も含んでいる。その研究は秘密企業情報の下で隠されていたものである。モンサント社の秘密関係書類にはモンサントのGMトウモロコシを飼料に与えられたねずみの腎臓と血液に異常が出ている事がでている。フィリピン南部の村民は不可解な病気に罹ったのだが、別のGMトウモロコシが村民の近くの畑地で2年続けて開花していた。この村民の体にGMトウモロコシに挿入されたBtたんぱく質への抗体が発見された。

 また12頭の雌牛がシンジェンタ社によって作られた3番目のGMトウモロコシを食べた後に死亡した。その群れの他の牛は変な病気のため屠殺されなければならなかった。これらの牛の死体解剖は実行されなかった。この為、ロバートコッホ研究所前でグリーンピースと農民がデモを行った。シニア科学者のアルパド・プスツァイと彼のスコットランドの同僚は、GMジャガイモを飼料に与えられた若いねずみがすべての器官のシステムに障害を起こしているのを発見した。その兆候の最も劇的なものは、胃の内壁の厚さがコントロール下のものにくらべて二倍になっている事であった。エジプトの科学者は、同様な効果を、別の遺伝子を持ったGMジャガイモを与えられたマウスに発見した。

 米国食品医薬品局は、GMトマトを飼料で与えられたラットがその胃に小さな複数の穴を発生させたというデータを1990年代の初頭にすでに持っていた。かいつまんで言うと、様々なGM食物と種々の遺伝子を加工された飼料は、動物のいくつかの種に悪い影響をおこしているのである。遺伝子工学のプロセス自身に何か有害な事があるかもしれないと分かるのには、科学の天才である必要がない。

 そこで一体GMOの何が悪いのだろうか?

 先ず第一に、実験室で作られた新しい遺伝子や遺伝子の組み合わされたものが、数十億年の進化の過程で一度も存在したことがないのに、私達の食物チェーンの中に導入されていることである。アレルギーと他の毒性要素が留意の対象になる。実のところ、GM作物に組み入れられた33のたんぱく質の内22に、知られているアレルゲンに類似性を持つ事が発見されていて、従ってアレルゲンになる事が疑われている。合成遺伝子素材は、制御不可能で、信頼できない、予測不可能な、全く精密さがない侵攻的な方法で、有機体の細胞に導入されている。

 それは、結局、有機体の自然の遺伝子素材を、多くの予測不可な、意図しなかった結果で、損なう事になってしまった。これには、見てわかる異常、見ても分からない毒性があるかもしれない物質代謝、を、含んでいる。多くの外部からの合成遺伝子は、病気を起こすバクテリアとウイルスからのコピーである。それらはまた外部からの遺伝子挿入の動きを追跡し、外部の遺伝子を取り上げた細胞を選ぶのを助ける抗生耐性マーカー遺伝子も含んでいる。1970年代の中期に、遺伝学者達自身は、それらの合成遺伝子素材を放出することは、病気を起こす新しいウイルスやバクテリアを造りだし、感染治療を不可能にする抗生物質の耐性を拡大させるリスクを心配していた(続く)。

参照:
The Institute of Science in Society
Science Society Sustainability http://www.i-sis.org.uk

ISIS Press Release 16/08/05
GMOs and Human Health

Dr. Mae-Wan Ho told the People's Health Assembly that GM is proving bad for health because it goes against the grain of the new genetics science

Author:事務局 : 2005年08月18日 13:21