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2005年08月05日

■米国で悪天候降雨による穀物の病気で大被害

■米国で悪天候降雨による穀物の病気で大被害が続いている
 フザリウム菌枯れ病と根腐れ病で作物の40パーセントが損出予想

 激しい降雨で作物が病気になる

 スキャブ(枯れ病)や根腐れのような作物病が、雨天ではびこるものだが、大降雨の後、ノースダコタで、多く起きている。農民と作物スカウトは、フザリウム菌枯れ病、俗称スキャブ、を、レッド・リバー渓谷やノースダコタの他地域の麦畑、で見つけた、と、マルシア・マックムラン、ノースダコタ州立大学植物疫病学者、が、述べた。スキャブは、小穀粒作物の生産高と品質を駄目にする菌類が起こす病気である。マックムランはこう言った:「これは私達が考えているより大きな問題になりそうだと思う」 レッド・リバー渓谷の農民は、彼等の一部のテンサイが根腐れ病に感染している、と言った。トム・クヌーセン、農学者、は、ウォーペトンに在るマン・ダーク農民協同組合で、「この問題は続くだろう」と言った。根腐れ病や他の病気によって起こされる損害額は、多くの作物がまだ発育しているので、わからない、と、役員は言った。しかし、トム・クヌーセンは、マン・ダーク地域の栽培者は、今年2005年の作物の40パーセントを洪水で失うだろうと、見積もっている。

 生活協同組合のテンサイ畑地の一部は、2005年6月中にちょうど20インチの雨を受けている、と、彼は言った。南リッチランド郡は特に被害が大きかった。ノースダコタの他の地域分では、農民達はあられの被害と戦っている。ミネソタ州クレイ郡の農民、マーク・サイクエストは、嵐が2005年6月に彼の農地を11インチ浸水させて、一部の作物を駄目にし、小麦に盛んなスキャブ病を起こした、と、述べた。マックマランはこう述べている:2005年7月の第二週、NODSの畑地スカウトは、州全体でレッド・リバーを含めて103の小麦畑の内36にスキャブ病の小規模感染を発見した。「それはかなりひどくなろだろうと思う」この地域の農民は2001年以来スキャブ病をこれまでほとんどを見たことがなかった。

 1993から2001年まで8年間続いて、ノースダコタの経済は、スキャブ病の勃発で35億ドルの損害があったと見積もられている。昨年終了したNODSの調査では、同期間中に、ミネソタ州はスキャブ病で18億ドルの作物被害があった事を示している。クレー郡の農民のデイビッド・カーネスや他の農民達は、彼等の以前の楽天的な見方が霧散して、失望している。

参照:
WHEAT DISEASES, CEREALS - USA (NORTH DAKOTA)
International Society for Infectious Diseases
Date: 30 Jul 2005

c2001 International Society for Infectious Diseases

Author:事務局 : 2005年08月05日 13:01