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2005年09月02日

■中国からのウナギや水産物に発癌性寄生虫抑制剤「マラカイトグリーン」が検出される

■中国からのウナギや水産物に発癌性寄生虫抑制剤
 「マラカイトグリーン」が検出される
 韓国食物薬品管理局(KFDA)は廃棄処分や輸入禁止措置をとる

 韓国の役員は31日にこう言った:当局が中国から輸入淡水魚の一部に癌を引き起こす化学薬品を発見した後に中国輸入淡水魚の検査を強化した。韓国食物薬品管理局(KFDA)は、30日に発表された声明で、同局が地元の卸売市場で買える輸入中国コイの一部に発癌性のマラカイトグリーン剤とリューコマラカイト剤を検出した、と、述べた。KFDAは、この魚はたぶん2005年8月23日前に輸入されたものだと言った。同局は、中国とベトナムからのウナギとウナギ関連製品にマラカイトグリーン剤が見つかった後に、2005年7月以来中国とベトナムのウナギに隔離処置を課した。マラカイトグリーン剤は、ねずみで発がん性があると言う事がわかっているが、寄生虫を殺すために、養魚場経営者達によって広く使用されてきている。この化学薬品は、中国を含む多くの国で禁止されている。
 今月初め、香港は、食品の供給を中国本土に大きく依存しているが、ウナギと他の淡水魚にマラカイトグリーン剤を見つけた。KFDA役員はこう言った:中国は韓国当局に2005年8月12日に中国が自発的にウナギの輸出を中止したと述べていた。KFDAはこう言った:韓国は汚染が発見されたウナギとウナギ製品を廃棄処分し、あるいは返送した。また中国からの他の種類の魚のテストを拡大した。莫大な量の中国ウナギを輸入しているシンガポールと日本は、マラカイトグリーン剤のチェックを強化した。
 東京は、もし広範囲に及んだ汚染が見つかれば、禁止を考慮すると警告した、他方シンガポールは、中国から輸入されるすべてのウナギと淡水魚を輸出前にテストする事が必要としている。一部の生物学者はこう述べている:魚にマラカイトグリーンが検出された事でパニックになる必要はない。なぜなら、人が癌のリスクを生じるには汚染されたウナギと魚を莫大な量食べる必要があるからである。しかし、多くの科学者は、安全第一で対応するのが最善であると助言している。

【ISIDの解説】

マラカイトグリーン剤は、多くの水を使う環境において非常に効果的な寄生虫/菌類コントロール剤である。それは魚の体の組織に深く侵入し、サケ科の魚の拡大性腎臓病(PKD)に対して有効である。この深い組織貫通性は、テトラ、ナマズ、ドジョウ、一部の小さな海魚に対して有毒効果があると考えられる。マラカイトグリーン剤が発がん物質であると推定されるのは、まさしくこの深い組織貫通性であり、人の安全な消費には高すぎる薬剤蓄積を引き起こしうる。この事が米国ではそれを使う事が、水槽魚を除いて、禁止された。この禁止は発がん可能性の推定で、証拠によるものではない。それにもかかわらず、マラカイトグリーン剤の使用にかんしては、手袋使用や目の保護などの多くの安全用心事項が考慮されている。

Author:事務局 : 2005年09月02日 13:44