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2005年10月03日
■鳥インフルエンザの世界規模の防止対策が発表される
■鳥インフルエンザの世界規模の防止対策が発表される
ヨーロッパ鳥群への鳥インフルエンザ侵入/拡大防止会議からの報告
ヨーロッパの鳥類への鳥インフルエンザ侵入と伝播の防止
ヨーロッパの鳥の間に鳥インフルエンザが入る事と拡大を防止する一連の推奨事項が、動物健康福祉ヨーロッパ食物安全局パネル（AHAW）［1］によって出された。このパネルは、鳥インフルエンザ、渡り鳥、輸入鳥、および鳥関連生産品により起こされるリスクを検討した。確認された最も重大なリスクは、低い病原性鳥インフルエンザ（LPAI）が非常に高い病原性鳥インフルエンザ（HPAI）に変わる潜在的変異の危険である。AHAWパネルは、LPAI菌株H5とH7が法律による通知と管理が必要であること、これは現在HPAIでは実行されている事で、その理由は、過去に、これらが非常に病原性が高い菌株に変異したからである。家禽と鳥インフルエンザを運ぶ野生渡り鳥の間の接触は、完全に取り除く事ができないリスクである。このパネルは、バイオセキュリティ対策、例えば農場間の動物と人々の接触と移動制限を強化させるように、督促している。パネルはまた鳥インフルエンザについての農民へのもっと多くの教育、鳥インフルエンザ疫病学者と渡り鳥の経路を地図に出す鳥類学者の間の構造的な協力を推薦した。
鳥インフルエンザの最近の勃発があった国からの生きた鳥、鳥関連製品の輸入、は、すでに欧州連合で実施されているように、禁止されている［2と3］。このパネルは、もしLPAIが含まれ、立法によって認定され、さらに立法事項が適切に実施されれば、もっと有効な対策になると信じている。生きている鳥と家禽の輸入コントロールはさらに引き締められるべきである。鳥排泄物が、LPAIとHPAI害毒を拡散する主要な方法であるので、同パネルは、適切に処理された排泄物や巣の残物だけが動物性肥料として売買されることが許されるべきである、と、督促している。排泄物汚染の可能性がある家禽羽毛は輸入前に処理されなければならない。
他の主要督促事項は以下を含んでいる：LPAI検出の早期警告システム、ハイ・リスク露出エリア（渡り鳥経路と越冬地の近接地域）の認定、農場間の安全隔離距離の確立、家禽密集地域への地区計画の規制法、勃発が起きた場合の大量抹殺処分有事プラン、およびこのパネルによって挙げられている人道的処分法。勃発の場合は、予防接種は、もし他のコントロール手段と組み合わせて使われるならば、コントロール措置として考えられるべきである。
これらの推薦事項は、2,005年9月22日の欧州委員会鳥インフルエンザ主任医療、獣医役員の会合で発表された。この会合の結論は、鳥インフルエンザ勃発に備えた国の獣医と公衆衛生当局による一貫性があり、統合された行動の必要性の認識を、含んでいる。鳥インフルエンザ勃発を経験している国へのもっと多くのサポートに加えて、政府と動物健康監視システムと疫病学者とウイルス学者の間のもっと多くの協力が必要である。最後に、この会合への参加者は、ヨーロッパ全国に於ける鳥インフルエンザ危機対策と広域悪疫準備計画を最新情報化する緊急の必要性があるという、結論を出している。
参照：
AVIAN INFLUENZA - WORLDWIDE: PREVENTIVE MEASURES
International Society for Infectious Diseases
Sponsored in part by Elsevier, publisher of
Tropical Infectious Diseases, 2nd Edition
Date: Fri, 30 Sep 2005
From: ProMED-mail
Source: Eurosurveillance weekly release, vol 10 (9), 29 Sep 2005 [edited]
Preventing introduction and spread of avian influenza among bird flocks in
Europe: recommendations by European Animal Health Panel
[1]European Food Safety Authority. EFSA defines the risks of Avian
Influenza for poultry and makes recommendations to prevent its introduction
and spread amongst flocks in Europe. 20 Sep 2005
[2]European Commission. Avian influenza outbreak in Asia: Member States
agree to prolong import embargo on poultry products. Press release
IP/04/160, 3 Feb 2004.
[3]European Commission. EU suspends imports of pet birds from South East
Asia. Press release IP/04/123, 28 Jan 2004.
[4]Meeting of the Chief Medical Officers and Chief Veterinary Officers of
the Member States. Avian Influenza and Influenza Pandemic Preparedness
Planning: Conclusions and recommendations
ProMED-mail
Author：事務局 : 2005年10月03日 10:08