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2005年11月15日

■インドで牛が原因不明のまま10日間で171頭が死亡

■インドで牛が次々と吐血、昏倒し、原因不明のまま10日間で171頭が死亡している

多くの牛の不可解な死でライアン村が呆然となっている

アジュラ・タルカ地区のライアン・タラヴディ村で医学的な理由が不明のまま過去10日間で約171頭の雌牛が死亡した。牛のオーナー達と獣医師達は、この村の何か危険な伝染病の広がりのために起きたものかもしれない、と、心配している。たいてい村の多くの家族は、牛飼いをしているが、約960頭の雌牛と水牛がいて、村のミルク生産ビジネスに関係している。

ビジャ・ブハーワッド、ライアンタラヴディ牛乳生産委員会会長、は、こう述べている:「思いがけない事に、牛がこの10日間で1頭1頭と死んで行くのです。1日目で約5頭の雌牛が死にました。牛達は最初に血を吐き、次に昏倒して、死んで行くのです」ここは、ミルクをバローダ酪農場に供給している。2005年11月9日にさらに4頭の雌牛が死んでいるのが報告されている。

この村では、3頭のラクダと4頭の水牛が死んでいる。「牛の間で死亡数が非常に高いので、それらの死骸を処分するのが非常に難しい。野犬が死んだ牛を食べた後に死んだ。おそらく何か危険な疫病がこの村を襲ってきているのだ」、と、ブハワッド氏は述べている。バローダ酪農場から来た獣医師もまたこの多数の死の背後にある理由を確定する事ができなかった。

牛の所有者達は、この出来事を政府と地方自治体の当局に知らせる事が遅れた事を問いただされた時に、どのような具体的な答えも与える事ができなかった。この間、バローダ地区開発役員のM.セナソン氏はこう述べた:「この問題を調査するために、2005年11月9日に3組の医師団が村に派遣されました。彼らは可能性がある原因を調査するでしょう。私達は村民にすべての可能な助けを提供します。ここのリポートは、死亡数が高すぎるので、ガンディナガルの上層部当局にも送られるでしょう」

国際疫病協会のコメント
もしこの牛に出た出血症状と死亡率の記述が正確で、また水牛、ラクダ、犬も関連していれば、脾脱疽は病因学的には第一に除外されるべきで、大衆もこの病気の公共保健面について指導を受けるべきである。しかし、脾脱疽は通常、病気に弱い牛の最急性病気に入る。この記述された発病で、毒物を含む他の原因が探求されるべきかどうかは分からない。もっと詳細なデータが待たれる。


Author:事務局 : 2005年11月15日 10:21