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2005年11月10日

■英国狂牛病関連CJD (新型)/ vCJD最新データ発表

■英国狂牛病関連CJD (新型)/ vCJD最新データ発表

 患者総数158人、死亡者総数は156人になる
 米国の2005年9月末時点で対応するCJD疑惑総数は256である

英国保健省が今日、クロイツフェルトヤコブ病、狂牛病、の知られている患者数について最新情報を発表している[2005年11月7日]。これには、CJD(新しい型)、またvCJDとして略称されている異型クロイツフェルトヤコブ病ケースを含む病気で、BSEに結び付けられているものである。

最新情報項目は次の通りである:
英国での明確と可能性があるCJDケース:vCJDケースの総数-死亡数。

明確なvCJD(確認)からの死:108
可能性があるvCJDからの死(神経病理学確認なし):43
可能性があるvCJDからの死(神経病理学の確認中):1
明確なまたは可能性がるvCJDからの死亡者数(上記):152
vCJDケースの総数――生存中:6
明確または可能性があるvCJDの総数(死亡者と生存者):158

前回の月例患者数統計がリリースされたのは、2005年9月30日で、明確なまたはたぶんvCJDからの死の全体数は、1人増大している。これは可能性が疑われて生きていた患者が死亡したからだ。その結果、明確なまたは可能性vCJDケース(死亡と生存)の全体総数は増大し、現在158である。

これらのデータは、現在英国でのvCJD勃発が低下中であるという見方と一致している。2005年の最初の9ヶ月間の英国での明確なまたは可能なvCJDによる死亡数は、現在4である。死亡者のピーク数は、2000年の28で、2001年の20、2002年の17、2003年の18、そして2004年の9が続いている。

以下は、Terry S. Singeltary Sr.氏( flounder9@verizon.net)に依拠する米国でのCJD監視の同様なデータである。これは、ケースウエスタンリザーブ大学全国プリオン病病理監視センター<http://www.cjdsurveillance.com/>、により1997年からはじられたものである<flounder9@verizon.net>。

2005年の米国での対応する数字は、9月終わりの時点で下記のようである:

疑われているCJDの参照数:256。
これには散発性CJDの46人のケース、
家族性のCJDの22人のケース、
医原性CJD無し、
vCJD無し。

別の52のケースはプリオン病と診断され、精密な確認を待っている。
米国での1997年以来の数字:
散発性CJDの876の確認されたケース
家族性CJDの159のケース、
医原性CJDの15のケース、
vCJDの1つのケースがある(かなり確かに英国で罹病したとされている)。

GSS(Gerstmann-Straussler-Scheinker)症候群の発病は、1997年の監視開始以来米国では診断されていない。これに対応する1990年以来英国で確認された診断総数は、805の散発性ケース、46の家族性のケース、49の医原性ケース、24のGSSケース、および151のvCJDケースである。この発症頻度数の相違の理由は、vCJDを別にして、未知なままである。

Author:事務局 : 2005年11月10日 09:48