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2005年11月04日

■ブラジルの森林が以前の見積りより二倍の早さで消滅している

■ブラジルの森林が以前の見積りより二倍の早さで消滅している

1999年から2002年までのアマゾン盆地の衛星画像を利用した調査では、「高換金樹木の選択伐採」の規模は、年毎に12,134平方キロメートルから20,649平方キロメートルに及んでいる

アマゾンの熱帯雨林が以前の予想より2倍の速さで破壊されている、と、科学誌「サイエンス」に先週発表された研究が伝えている。その破壊状況は森林を火事になりやすい状態にしていて、より多くの二酸化炭素が大気に放出されている、と、その論文の科学者達が述べている。アマゾン盆地ブラジル領地の衛星画像の新しい分析により、毎年平均的に15500平方キロメートルの森林が選択的伐採によって消滅しているのを示している。これは、家畜放牧と農業の為に毎年空き地づくりで伐採される同様な面積にさらに加わるものである。環境保護活動家達は、衛星画像を使って、莫大な空き地にされた地域を監視している。しかし、マホガニーの様な貴重な個別な木が森林から不法に取り出されている選択伐採の範囲は、明確ではなかった。その実情は厚い林冠があるので衛星からは隠されることになるからだ。

ワシントン、カーネギー研究所のグレゴリー・アズナー、は、カーネギー・ランドサット分析システムと名付けられた分析方法を開発した。この分析方は、画像の画素を査定して、残された森林量で、森林地と伐採空地の全体比率を決定するものである。アズナー教授はこう言った:「私達は、毎年、コネチカット州と同じ広さの土地がこの方法で侵害されているのを発見した」

選択伐採は、多くの植物と動物によくない影響を与え、浸食と火事を増大させる。さらに、25%以上の二酸化炭素が毎年大気にリリースされている。それは、森林伐採からと、伐採業者が残していく植物素材の分解から、出る二酸化炭素に加わるものである。材木を伐採収穫する事は、以前に考えられたよりずっと広がっている。アズナー教授は、1999年から2002年までのアマゾン盆地の画像を利用して、90%の森林伐採を占めている5の州を調査した。選択的な伐採の規模は、毎年で12,134平方キロメートルから20,649平方キロメートルに及んでいた。米国森林局にいるこの調査の協力者、マイケル・ケラー氏はこう述べている:「伐採が最前線へ深く浸透する範囲は、我々が予期していたよりずっと劇的に激しくなっている」

Author:事務局 : 2005年11月04日 14:37