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2005年12月13日

■英国北部で大多数の学童達がインフルエンザ擬似の病気勃発に次ぎ次ぎと襲われている

■英国北部で大多数の学童達がインフルエンザ擬似の病気勃発に次ぎ次ぎと襲われている

ハイランド地区の中学校でその半分の生徒が未確認の病気に襲われた。昨日、インフルエンザ似の徴候のためサーソー高校の992人の生徒の内420が学校を休んだ。850人の生徒がいるウィック高校の別の155人が、また 43人の生徒がいるワッテン小学校の半分の生徒がこの病菌に襲われた。

ハイランド政府の教育委員は、どの学校もこの段階では休校にされていないけれども、この勃発を調査するように、健康エキスパートに要求した。NHS(全国保健医療省)ハイランド、は、これまでは学校の生徒だけに制限されているが、この伝染性のエージェントを識別するため、綿棒標本を取るように手配している。ジョン・インクスター、サーソー校長はこう言いました:「私は学校での16年間でこんな事はありませんでした。それは若い世代だけを攻撃しているようです。病気で休んでいる教員は一人もいないのに。私は、何がそれを起こしているのかわかりません」

この勃発は、2005年12月5日に広がりはじまった。その時サーソー高校では、約380人の生徒が学校を病欠した。地方政府のスポークスマンはこう述べている:学校の病欠が例外的にハイレベルのため、私達は、公衆衛生エキスパート達に連絡し生徒の安寧を確保するために私達が何をすべきかを尋ねました。目下のところ学校を閉鎖する計画はないけれども、私達は状況を監視しています」生徒達は、高熱、頭痛、咳き込み、喉の痛み、など、インフルエンザと同様な徴候を訴えている。エリック・バイジャル博士、公衆衛生医学のNHSハイランドのディレクターはこう述べている:「インフルエンザ似のウイルスは、自ら限界のある感染をすると考えられているが、この病気の原因を識別する調査がいまなされています」


ProMEDからのコメント

ProMEDはアルフォンソJ. ロドリゲス博士から同様な情報の受け取りを確認している。より詳細な情報がこの勃発の病因について待たれている。人インフルエンザウイルス(AまたはB;Cはヨーロッパでは今年検出されていない)が最もありそうな病原の候補者である。おとなのためのインフルエンザ予防接種がNHS(スコットランド)によって攻撃的に促進されてきたが、それがこの勃発が学校生徒に限られている事の説明になるかもしれない。ヨーロッパインフルエンザ監視計画(EISS)のウェブサイトによると、ヨーロッパの臨床インフルエンザの活動はベースラインレベルにとどまっている。インフルエンザの散発的な発病が研究所で確認されている所は、ラトビア、ドイツ、ハンガリー、ポルトガル、スペインである。

インフルエンザの地理的な拡大では、フランスとラトヴィアが散発的な発病を報告している。これは研究所で確認された分散感染の患者が検出された事を意味する。他のすべての国はインフルエンザの活動の報告がない。これは臨床的な活動の全体的なレベルが、ベースラインレベルにとどまっていて、インフルエンザウイルス感染が研究所では確認されていない事を意味している。英国ハイランド地域でのこの勃発が2005年から2006年の英国でのインフルエンザ季節の最初を伝えるものかどうかはまだわからない。

Author:事務局 : 2005年12月13日 16:34