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2006年01月05日

■人間の脳細胞を持ったマウスが作り出される

約10万個の人の幹細胞が14日経たマウスの脳に注入される。倫理的な危惧にたいしては脳障害治療進歩の必要性が対置されている

科学者達は少量の人の脳神経細胞を持ったマウスを作ったと発表しと12月12日に発表した。これはパーキンソン病などのような神経障害のリアルなモデルを作る努力であると述べた。サンディエゴのソーク研究所のフレッド・ゲイジによって率いられて、研究者達は、1匹のマウスあたり約100,000個の人の胚幹細胞を14日経たマウスの脳に注入した。これらのマウスは、それぞれ、その頭に約0.1パーセントの人の細胞をもって誕生した。この少量の人の脳は齧歯類を「人間化する」というには程遠いものである。ゲイジ氏はこう述べている:「この事はマウスの脳へ人の幹細胞を入れる事はその脳が再構造化する事がない事を明示している」それでも、この研究は、幹細胞とクローンの研究となって、人と動物の細胞を混合させる倫理的な懸念が大きくなっている。つまるところ、マウスと人は遺伝子的に97.5パーセント同じなのである。

他の科学者達もウサギと鶏卵で同様な実験を行ってきている。他方カリフォルニア大学アービンの研究者達は麻痺したマウスを人の神経細胞を注入した後に歩かせた事を報告している。医師はブタの弁膜を人の心臓に何年も渡って移植してきている。また科学者も、ずっと長い間人の細胞を研究所の動物に注入してきている。しかし、人間の脳を注入する事は違ったレベルの心配を呈する。なぜなら、一部の人達は人の精神が動物の頭に閉じ込められる悪夢のシナリオを考えるからである。

科学研究の倫理的な境界線を引くことを追及している有力な「国民科学アカデミー」によって4月に出された報告はこう述べている:「パーキンソン病などのような人の病気は幹細胞療法で可能性を生むかもしれない、また、まだありそうにはないが、動物の認識能力がそのような療法によって影響される可能性は考えられる」それで、この報告は、そういう研究は許されるべきであるけども、厳格なガイドラインが作られるべきである、と、述べている。

同時に、このリポートは、実験的な薬や新しい組織置換療法が人々に安全であることを確保するために、人と動物の組織を混合する研究を確かに承認している。ゲイジはこう述べている:全米科学アカデミー議事録に発表された今回の研究は幹細胞研究者に立ちはだかる最大の技術的難関を克服する1歩である。その難関は何時その細胞を患者に注入するか決定する事である。この事は、人の胚性幹細胞が、いったん人々に注入されたら、それを取り囲む細胞に育っていく事、を示唆する。これまでいかなる人も、胚性幹細胞の注入を受けた事はなかった。なぜならその細胞が人体に一度入ってしまえば、どう成長するかは、ほとんど知られていないからだ。

ゲイジ氏はこう述べている:今は彼の仕事が治療法を見つけるよりは、病気を理解するほうにギアが入っている。私達の道はこれらの病気が発展する方法を解明する事である。

人の胚性幹細胞は、妊娠後第1日内に、造られて、人体の全ての器官と組織を発生させていく。科学者達は、病的組織を幹細胞を使用して何時の日にか置き換えることを望んでいる。しかし、多くの社会の保守主義者達、ブッシュ大統領を含み、は、研究の間に胚が破壊されるので、この研究に反対している。幹細胞研究者達はこう論じている:人と動物の細胞を混合する事がこの分野を進歩させる唯一の方法である。なぜなら、人を使って実験する事は危険すぎるし、ほとんど何も幹細胞については知られていない。

サンディエゴのバーナム研究所のエバン・スナイダー博士、幹細胞研究者、は、こう述べている「この実験はなされる要があり、それは人の細胞を人間でない細胞に入れる事を意味している。これを自分の子供や祖母でなんとかやるのではない。まず動物でこれをやりたいのです」スナイダーは人の胚性幹細胞を猿に注入していて、ほとんど危険がないと確信している。スナイダーはこう言った:「確かにおおきな類似性はあります、だがその違いは莫大である。少さい人間がマウスや猿の体の中に閉じ込められるなんていう事は決してありません」

Author:事務局 : 2006年01月05日 18:50