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2006年01月05日

■2003年にオランダで鳥インフルエンザ

オランダで2003年に起きていた鳥インフルエンザで人から人への感染があった事が明らかにされ、遡及実情調査が要求されている。

高病原性鳥インフルエンザAウイルスサブタイプH7N7の勃発が2003年にオランダの家禽農園から始まっていた。ウイルス感染が86人の鳥肉業労働者にRTPCRによって検出されていた、またPCR陽性鳥肉業労働者の三件の家庭でのコンタクトが検出され、これは主に結膜炎と関連していた。オランダのインフルエンザA/H7N7の人対人感染の規模とマグニチュードとリスクファクターを決定するために、感染鳥肉業労働者の家族メンバーの遡及的集団調査が始められた。

全体では、血サンプルを提供した56人( 62中)の参加者の33人(58.9パーセント)はH7血清陽性で、指標症状徴候の開始後最低3週後に得られた単一回復期血清サンプルが使われたものであった。8人の家族のメンバー(12.9パーセント)に徴候(結膜炎と/またはILI)が報告されていて、その内5人 (80パーセント)の4人がテストで血清陽性であった。単変量分析では、血清反応陽性の重要リスクファクターは、最低2つのトイレ、一羽の愛玩用鳥の所有、および布地ハンカチ使用を含んでいた。A/H7N7感染結果の二項回帰の安定モデルを得る事は可能ではなかった。無症状H7感染者のコンタクト先のより一層の血清有病率(seroprevalence)調査が実施されるべきである。

過去の確認をすると、2003年2月28日に高病原性鳥インフルエンザAウイルスサブタイプH7N7(HPAI A/H7N7)がオランダで初めて農場の家禽から検出分離されていた。これはドイツとベルギーにも波及した大規模動物性疫病の開始を確認する事になった。オランダでは、255の農場の感染家禽が、1094の周辺農場の家禽を含み、処分されて、総数3000万羽以上の鶏が抹殺処分される事になった。

Author:事務局 : 2006年01月05日 19:45