« ■北京鳥インフルエンザ対策国際会議報告 | メイン | ■米国産牛では狂牛病以外に結核菌感染(TB)も要注意 »

2006年01月23日

■トルコ政府が隣国の鳥インフルエンザ勃発隠蔽を非難している

 トルコ政府は7割販売急落した養鶏業者を救済する4000万ドル計画を発表

ANKARA発2006年1月21日

トルコは昨日近隣諸国が鳥インフルエンザ勃発を隠蔽して、すでにトルコで4人の犠牲者をだしている疫病の広がりを封じ込める努力を妨げている、と非難した。農業大臣のマハディ・エッカーは、トルコの81州からきた知事とのミーティングでこう述べた:「いくつかの近隣国ではこの病気の存在が非公式には知られているのだが、閉鎖的な政権なのでそれらの国はそれを公然と宣言しない」彼は国の名前を与えずに、「国境沿いの知事はこの病気阻止の努力ではこの事を考慮するべきである」と言った。最もひどい打撃を受けている東トルコはイランと境界があり、イランはすでに予防で家禽の処分をおこなっている、と言っている。国境を接する国は、アルメニア、アゼルバイジャンの自治共和国Nachichivanとジョージア、である。鳥インフルエンザはまたシリアと国境を接する南東の州でも検出されている。ブルガリア、ギリシャ、イラクは、トルコの他の隣国である。

米国のエキスパートのチームはこの間状況を査察する為トルコの東部に出向いて、ワシントンがどんな援助を提供できるかを調べた。「我々は、何が起きているか、何がなされてきたか、を知る為に当地にきました」と、アン・ダース、派遣調査班チーフ、は、東部のエルズルム市で、アナトリア通信社に告げた。彼女はこう言った:「我々は、また、どのようにトルコ、合衆国の強い友人で同盟国、を助けることができるかを調べている」米国のチームはアルメニア、アゼルバイジャン、およびジョージアに行き、そこの状況を評価し、その発見した事をトルコの官吏に伝える為来週アンカラに戻る予定だと、米国の外交員がのべた。

鳥インフルエンザH5N1菌株1月1日以来東部トルコで4人のティーンエイジャーを殺した。これは、2003年以来この病気で約80人が死んだ東南アジアと中国以外では、初めての死亡者である。さらに17人、2人の他は全て子供、が、このウイルスのキャリアとして確認された。5歳から15歳までの5人の兄弟、が、H5N1に感染している疑惑でエルズルムの病院に送られた。彼等はイランの国境にちかい合計4人の死亡した子供が住んでいたDogubeyazit町の出身である。トルコ政府は、鳥インフルエンザがトルコの子供に呈している特定の脅威があるので、小学校で鳥と密接する危険を教えるための授業を考慮中である、と、保健大臣のRecep Akdag、が、ミリエット新聞社に告げた。

田舎では、子供達が鶏をペットして扱い、10代の女の子が家族の仕事を手伝い、鶏を殺して、料理を担当する。しかし、この病気を克服する最も効率的な方法は、裏庭で鶏を飼うのをやめる事である。この習慣は田舎では広く行われていて、トルコでのほとんどの感染の原因であると糾弾されているものである。多くの貧しい人々にとっては、家庭内で飼われる家禽は、大家族の唯一の生計になっている。鳥インフルエンザ脅威の克服には、人々の暮らし方に文化的な変更が必要である、と、ミリエット紙にAkdag氏が述べている。Akdag氏はこう言った:「農業省によると、トルコ全体で裏庭で飼育される鶏の数は約1000万羽である。確実な永久的な解決策は、それらを屠殺し、そのようなタイプの飼育を永久に停止させることである。」

東トルコのバンの病院では、医者がこう述べている:現在治療中の重症患者の一人である、5歳のムハマド・オズカン、は、病状が良くなっている。これは彼の姉が食物のため病気のアヒルを屠殺した後に発病したものである。アンカラでは、Abdullatif Sener副総理大臣、は、最低で70パーセントの販売の急落をした鳥肉産業セクタを助けるために、最低5320万リラ(4000万ドル)かかる計画を発表した。副総理大臣はこう述べている:この計画の下では、養鶏業者は屠殺処分される約1400万羽の老鶏に対し補償金を受けとるだろう。さらに彼等は電気料金、税金、銀行融資の支払いを延期する事が許される。

Author:事務局 : 2006年01月23日 09:58