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2006年01月30日

■英国狂牛病アップデイト:肉骨粉の家畜飼料禁止令以降のBSE牛確認

 2005年度は約200頭が狂牛病/BSE確認され、この内28頭は「哺乳動物肉と肉骨粉の
 家畜飼料禁止令」がでた1996年7月以後に生まれたものである。
 1996年7月以前に生まれた牛ではこれまで180,000頭がBSE牛に確認されている

英国環境食物郷土省(DEFRA)のパトリック・J・バークの報告:
私は以下の要点を確認できる機会を感謝します。

1. 2006年1月24日に、サマセット州からきた牛群から2頭の牛にBSEが確認された。これらの牛は、「強制標的監視プログラム」の下で検出されたものである。この検査プログラムによって、英国はすべての24月歳以上の倒れた牛をBSEのテストを実施しなければならない。

2. この二頭の牛は「牛パスポート」を持たなかったので、その誕生日月を確認することが不可能である。

3. 暫定調査で出た数字は、2005年間中の英国のBSE容疑牛で屠殺された156頭の牛の内、ほんの39頭がBSEである事が確認された。さらに160のBSEケース(4つのケースが査定中)が検出された。これは551, 000頭の牛がテストされた2005年標的監視プログラムから出たものである。

4.2005年間で英国で確認された約200頭のBSEケース中、28頭だけが1996年7月後に生まれたものである。(1ケースは検査の決裁待ちである)。1996年7月以後は、哺乳動物の肉および肉骨粉を家畜に与える事に関する英国での禁止令がでたので効果が出たと考えられている。

5. 今までのところ、英国でBSE確認された122頭だけが1996年7月以後に誕生したものである。これを前後の脈絡でのべれば、英国で確認された180,000頭以上のBSEケースは1996年7月以前に生まれたものである。要約すれば、英国での牛のBSEのケース数が毎年鋭く低下している。そして発生率は、1996年7月後に誕生した牛では特に低い。

Author:事務局 : 2006年01月30日 09:19