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2006年01月30日

■米国産牛では狂牛病以外に結核菌感染(TB)も要注意

 ミネソタ州の5牛群に牛結核菌感染が勃発している
 野生鹿からの「流入感染」が危惧されている

ミネソタ州の獣医役員はこう言った:北西部ミネソタで牛結核(TB)に感染した5群のすべての牛が、TB病原菌の同じ菌株を持っているようである。この牛の結核の勃発はミネソタ州の牛販売に連邦政府が制限を実施する事になるかもしれない。牛飼育業者は2006年1月17にバグリーの会場に集まってきて、州官吏と34年ぶりで起きた牛結核の勃発を話しあった。テリー・ボルディング、ミネソタ州動物健康局の地区獣医は、「私はこの集会にきた誰でもこの感染の影響を受けるだろう、と、思っている」と、参加者に述べた。それは参加したどの業者も聞きたくないことである。ハグリーの近くで雌牛と子牛を飼育しているジェリー・ハンドサイドは、輸出が影響されるかもしれないというニュースに驚いた、と、言った。彼はこう言った:「私が屠殺に向け肥育される子牛を売った時、2005年11月、には心配はなかった。だが今年2006年は少し心配している。私達はミネソタ州がTBなしになって欲しい」

問題になっている4番目と5番目の牛群のテストは完全ではないと、リンダ・グレーザー、もう一人の動物健康役員、は述べている。しかし、三番目の牛群を感染させたのと同じ菌株のようである。これはメキシコと米国南西部からきた牛に見られたのと同じ菌株である。しかしミシガン州やマニトバでの最近の牛TB勃発において見られたものとは違ったものである。リー・ボーフランド、米国農務省の地区獣医は、こう述べている:役員達は、ロデオでロープで縛るステア(去勢牛)のミネソタの牛人口を心配している。それらの牛はしばしばメキシコ州から輸入されて、米国西部をロデオで回遊旅行をさせられている。しかし、これまでは、彼の言葉では、現在のTB勃発とメキシコのロープされる牛との間にはリンクが見つけられなかった。約1年前、ウィスコンシン州で屠殺された若い雌牛の残骸にTB病跡がある事が発見された。この調査では、この牝牛はシーフ・リバー・フォールズの近く、ミネソタ、ワナスカ、の近くの農場で誕生し、飼育された事が、明らかになった。

さらなる調査によって、3つの他の群れ、にTB感染があり、その2つは、元の感染があった敷地に隣接しているものであった。感染起源の大規模純血種飼育地に関連がある事がわかった。5つの感染群間の他のリンクはまだ不明確かであるけれども、彼女は、共通の関連性が発見されることを予期している。USDAは今月末に発見した事を発表する事になっている。ミネソタ州は、その34年間のTBなしステータスを喪失してしまった。それは他州への18ヶ月以上歳牛販売で新しい制限を受ける事を意味する。すでにいくつかの州がミネソタ牛の輸入を制限している。

ミネソタ州自然資源省は、先週、牛結核起源敷地の1マイル内で射殺された5歳の鹿が牛TBで陽性と判明した事を2006年1月第2週に確認した。ミッシェル・カーステンセン・パウエル、DNR野生生物専門家、は、こう述べている:これは牛の生息地と重なっている鹿からの「流出」効果であるかもしれないと言った。それは、ミシガン州のホワイトテイル鹿の間でのもっと広範なTB勃発ほど重大ではない。

DNRは、5つの感染牛群をもつ牧場オーナーに来週特別鹿狩猟に加わるよう要求している。彼らはその土地で数十頭の鹿を撃つ許可を与えられるだろう。DNRの科学者達は現場で、TB感染テストを射殺された鹿でするために待機する。たとえこれ以上の牛または鹿がTBに感染していない事が分かっても、州が連邦政府からのTBなしのステータスを取り戻すには最低2年が必要である。ジョン・ギルバートソン、パポスキーの雌牛と子牛牧場のオーナー、また州ファーム・ビューロー理事会メンバー、は、こう述べている。彼は蓄牛群のTBテスト州資金を求めるようにこのグループと地区立法者に強い訴えをする。「私達はこの感染場所を見つけ、できる限り迅速に駆除しなければならない」ボウルディングは、44年間以上北西部ミネソタの獣医として働き、1960年代と70年代のTB勃発を記憶している。しかし、彼はこう言った。「これは、これまで私が直面したことで最も挑戦的な事である。私は、それが2、3年で変わるとは思っていない」

Date: 23 Jan 2006
From: Pablo Nart
Source: Agrinews, 19 Jan 2006 [edited]

Author:事務局 : 2006年01月30日 09:15