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2006年02月07日

■インドネシア15人目の人の死者

香港で3人が隔離監視中
イラクでも初の人の死者がでる

インドネシアで15人めの犠牲者

15歳の少年が地元のテストで鳥インフルエンザに感染して、バンドンのインドネシア町のハッサン・サディキン病院で、2006年2月2日に死亡した事が、地元のメディアで報告された。もしこの病例が、香港の世界健康組織信託研究所により確認されるならば、鳥インフルエンザで人が死亡したインドネシアでの15番目の被害になるだろう、と、ジャカルタポスト新聞が伝えている。この十代の少年は、バンドンのPadalarang(ジャカルタの南約150km)の居住者で、高熱と厳しい呼吸障害、典型的な鳥インフルエンザ徴候、で、2006年1月30日に入院した。彼は2006年2月1日の朝に死んだ。バンドン行政区の衛生局によると、この少年が病気になる前に、家の近くで一部の鶏が死んでいた。(別報では彼は死んだ鶏と接触があった。)

香港で三人が隔離され、監視中である

飼っていた鶏が高致死性ウイルスに感染していた事が分かって、香港で隔離されていた3人は、H5N1鳥インフルエンザウイルス予備テストで、陰性である結果がでた。この鶏は中国本土から香港に違法に1週前に持ち込まれたもので、病気に罹り、数日後に死亡した。健康エキスパートは、それが中国で、あるいは香港で、そのウイルスに罹ったのかは、確認できていない。だが広東の人口の多い南部の州で鳥インフルエンザが勃発する予想があがってきている。

この香港の3人、78歳の女性、39歳の女性、42歳の男性、は、感染したチキンと接触しただけでなく、中国国境近くにある彼等の村で、感染した鳥と接触があった別のチキンを食べていた。政府は、3人の誰も発熱があったとは言われていなかったけれども、彼等はみんな抗ウイルス薬のタミフルを用心して投与されていた。3人は全員病院で隔離されて、観察され続けている。

H5N1は通常鳥に感染するのだが、160人の人間をも感染させて、6つの国で85人を殺している。専門家達は、このウイルスが変異して、人の間に容易に伝染していくのを恐れている。それが数百万人を殺すパンデミックを引き起こすのを恐れている。このウイルスは、1997年に、主要な世界飛行旅行の拠点、香港に、最初の飛来をしたのが知られている。この英国の前植民地香港では、父と息子がこの病気になって、H5N1が確認されたのが人の最初の発症で、3年前に起きた。彼等は、中国本土でその病気に罹った疑惑がもたれている。

イラクでもH5N1ウイルスによる人の犠牲者が出る

H5N1鳥インフルエンザウイルス感染のイラクで最初の人が報告され、この患者のサンプルが、イギリスWHO協力研究所で現在テストされた。この患者はイラク北部出身の15歳の女の子で、2006年1月17日に急性呼吸障害で死んだ。このテスト結果は現在彼女のH5N1ウイルス感染を立証した。さらに2006年1月27日に死んだこの女子の叔父(39歳)のサンプル、および呼吸障害で治療中の54歳女性のサンプルは、英国の研究所に送られていて、到着待ちである。国際的なエキスパート達からなる共同WHO/FAO/OIEチームは、イラク健康省の依頼でイラクに派遣された。元からの疫病学者と動物病エキスパート達の小さいチームは、北イラクのSulaimaniyah地区の状況のアセスメントを早く出そうとしている。

イラクのセキュリティ状況のため、このチームは来週初頭にはまだ到着してないだろう。現在、H5N1感染徴候を示しているさらに2人がSulaimaniyah地区で治療のために、入院している。健康省官吏は、WHOスタッフのサポートを受けて、緊急事態作戦室を設定した。これは勃発への対応、噂の調査、および大衆の不安解決、を担当する。イラクの他の地域での人の発症の噂は体系的に追跡されている。今までのところ、そのような噂で実体があるものはまだでてない。

イラクでは鶏の鳥インフルエンザ病の確認された勃発が無かったにも関わらず、最初の人間の発病が検出されている。家禽の処分が北イラクで進行中である。多くの鳥がすでに殺されている。現在、世界保健機構に導かれたチームが周辺の次の9か国で現場査定を実施している:アルメニア、アゼルバイジャン、エジプト、ジョージア、イラン、レバノン、モルダヴィア、シリア、ウクライナ。

Author:事務局 : 2006年02月07日 13:41