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2006年02月07日

■この60年で牛乳と食肉のミネラルや栄養成分が激減

■この60年で牛乳と食肉のミネラルや栄養成分が激減しているという分析結果が
 英国の食品監視団体から出ている

 ステーキの鉄分レベルは55%激減し、マグネシウムは7%落ち、ミルクの鉄分含有は60%
 以上下落、クリームと8種のチーズでは50%以上が下落していた。ミルクはカルシウムの2%、
 マグネシウムの21%を消失している


日常食物化学成分の政府による記録を新しく分析されたものによると、
ミルクと一般の食肉のミネラル含有は、過去60年で相当低減している

ティム・ロブスタイン博士「食物コミッション」

この研究は、栄養学上のバイブルともいうべき「食品の成分」にある1940年に公表された政府の表を見て、また2002年の表を比べて見た。これは第二次世界大戦前と今日の乳製品と食肉内の重要なミネラルのレベルを査定するためである。この研究は、食物業と農業界によって問題視されているが、この期間中に、栄養価での顕著な低落を発見した。この分析は、消費者監視団体「食物コミッション」によって出版されている雑誌、「食物」の今月号に発表されている。平均的なランプステーキで記録された鉄分レベルは55%低下した、他方マグネシウムは7%落ちている。15種の肉の項目を見て、この分析は、鉄分が平均47%下落しているのを発見された。ミルクの鉄分含有は60%以上下落して、クリームと8種のチーズでは50%以上落ちていた。ミルクはカルシウムの2%、マグネシウムの21%を失ったようである。

ほとんどのチーズはマグネシウムとカルシウムレベルの落下を示した。この分析によると、 チェダーチーズは今日カルシウムが9%少なくなって、マグネシウムが38%少なく、鉄分が47%少なくなっている。他方パルメザンチーズは栄養分が最急勾配で落下を示し、マグネシウムレベルは70%低下して、1940年までの含有率に比べて鉄分はすべて消失している。この調査は、デイビッド・トーマス、脊柱指圧治療師、鉱物性栄養サプルメントを処方販売する栄養士、により実施された。彼は、食物の同様な低下を示した果実と野菜の栄養成分の早期の歴史分析を2000年に発表した。彼は栄養分損失を集中生産的農業と工業生産に帰している。米国とデンマークの学者達も現代食物の栄養成分の大きな変化を報告している。

食物コミッション、は食物成分の測定方法の変化が原因とするには栄養成分の莫大な違いの納得いく説明がつかないと考えていて、異なった農業方法による効果の独立した研究調査を要求している。食物コミッションの会長、ティム・ロブスタイン博士はこう述べている:「ミネラル成分は検出し、測定するのが容易である。19世紀以来その容易さは同じである。測定方法が非常に変わったので、これらの数字の莫大な違いが生じたとするのはほとんど不可能である。主要な論議の一つは、今日の農業では土が自ら豊かになることは可能ではなく、化学肥料に依存している、それは植物と人間が必要としている多様な栄養分には取って変わることができない、というものである」

ニューカッスル大学の農業学校の科学者達が、種々の農業システムで生産されたミルクの脂肪とビタミン成分を調べた。研究者の一人、ジリアン・バトラー、は、こう述べている:「より速く草が成長すれば、それだけ希釈された微量元素の摂取になる事が分かっている」もう一つの説明は、伝統的な農業では、草よりミネラル分が高いクローバーが動物に給餌するのに大きな役割を果たしていた、というものだる。イタリア・パルメザン・コンソーシアム所長のレオ・ベルトッジは、こう述べている「比較された数字はパズルである。チーズ作りの私達の方法は変わっていない。けれども、1940年のミルクは今日のミルクとは同じではなかった。今日では、乳牛は1日あたり5倍から6倍のリットル数になるミルクを産出し、乳牛の飼料は、干し草に追加されたシリアルと大豆で違ったものになっている。しかし、私は、これらの数字に驚いている」

しかしこの研究は、テスト方法が変わったと主張する食物と農業界によって挑戦を受けている。彼らは、育てられる種類の大きな相違、また食物が輸送され、貯蔵される方法の相違が、直接的な比較を難しくすると、主張している。食物成分を発表している「食物基準エージェンシー」は、歴史的な比較をするのに、政府が出した表を使用するのには問題がある事に同意している。食物基準エージェンシーはそのステートメントでこう述べている:「時が経って出る違いがどのようなものであっても、それは広い要素の変化に起因するもので、それには、分析方法の相違は勿論、品種、繁殖方法、畜産方法、育成、貯蔵、仕込み、調理方法が含まれるだろう」

酪農協議会はこう言った:農作習慣や環境要素の変化は、ミネラル成分減少のほんの一部の理由を説明することにしかならないと信じている。酪農協議会ディレクター、ジュディス・ブライアンはこう述べている「その違いは、ミルクのミネラル成分を測定する分析方法の改良に起因している事がもっとありそうな事である」食肉と家畜委員会は、栄養分の低下を改善された分析方法に帰している。「入っていくものが出てくるだけである、牛肉生産で唯一の意義ある移行は、干し草からサイレッジであった。もしこれらの調査で出た数字が本当であれば、おおくの貧血雌牛がさまよっているのを見ることになるだろう」と、マイク・アッテンボロー、MLC技術エキスパート、が、言っている。

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Common Dreams NewsCenter

Author:事務局 : 2006年02月07日 13:49