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2006年02月22日

■中国の小学生が学校の食堂で嘔吐腹痛の中毒症状で入院

魚や肉の色を保つ亜硝酸ナトリウムによる毒物摂取と診断される

華南島州で食中毒のため18人の生徒が入院

地方自治体によると、2006年2月16日に学校食堂での昼食後に食中毒のために18人の小学校生が最南地域の海南州で入院した。この子供達の内3人は重態である、と子供達が治療されている海口市人民病院が述べている。子供達は、華南島州の首都、海口のチャングマオ小学校の生徒である。彼等は学校の食堂で昼食に麺を食べた後に2006年2月16日午後2時ごろ病気になった。

一部の子供達に嘔吐、腹痛があり、皮膚に発疹がでたと、その病院の医師が述べた。テストにより、この子供達は亜硝酸塩の中毒に罹っている。亜硝酸塩は通常塩のなかに見出されるものであると、医師は述べている。


International Society for Infectious Diseasesによるコメント

亜硝酸ナトリウムは、保存される魚や肉で色を固定するために、食物加工で使用されている。また亜硝酸ナトリウムは、塩化ナトリウムと共に、ボツリヌス菌中毒を起こすバクテリア(Clostridium botulinum)をコントロールするのに重要なものである。昼食の肉類、ハム、ソーセージ、ホットドッグ、ベーコンは通常この方法で保存されている。それは通常塩に「見出されるものではない」。(これは上述の中毒で学童が入院している病院の医者の発言を反論するものである)しかし、それはちょうど塩のように見えるので、塩として悪質な商人によって売られる事がある。

Author:事務局 : 2006年02月22日 09:32