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2006年02月27日

■中国でまた河川周辺工場からの危険物質流出で河川の汚染が起きている

 中国環境保護局(SEPA)は中国河川沿に2万1千の化学工場があり、
 中国の川と湖の70パーセント以上が汚染されていると述べている

中国中部の四川省の僻地になるGuanyin町で28000人々が今日タンカーにより運ばれて来る水に依存している。これはまた別の中国の川が化学物質の流出によって汚染された為である。給水会社の職員がYuexi川の水が黄色になっているのを見つけて、警戒体制を取ったからである。その後のテストにより、川の水が、フッ化物、窒素、フェノールの異常レベルを示した。これは、中国での一連の深刻な水汚染事故に続くものである。中国環境保護局(SEPA)は中国の川に沿って21000の化学工場があるのを調べた。Yuexi川は、中国最長の揚子江に合流するMin川の支流である。SEPA局長は、11月に発がん性のベンゼン化合物が主要なスンガリ川に多量流出している事が判明した後に辞任することを強制された。

2週間前、SEPAは、吉林の事故以来45の水質汚染事故があったと述べていて、これには大きな6つの「災害」を含んでいる。先に政府の報告は、中国の川と湖の70パーセント以上が汚染されていると述べている。これらの流出は、今年再び9パーセントを越えると予期される絶え間ない高速経済成長の需要が与える中国のインフラストラクチャーへの圧力を示している。支配している共産党不文の命令は、常に上昇する富を提供することである。尊敬が厚い首相の温家宝でさえこの分野では彼の指示が実施される事が確証できていない。

中国の最近の春季フェスティバル前夜に彼はこう述べている:「深刻な教訓が鉱山の重大な事故から学ばれた。仕事の安全は最高に重要な事である。経済発展は生産の安全に基づいて築かれなければならず、決して、それは人々の利益を損い、生命を奪う事によって達成されてはならない」しかし、その後数日内に、中部地区の河南州でガス爆発によって別の15人の坑夫が死亡した。労働安全国家管理省は、昨年約6000人の坑夫が事故死したと伝えている。

石炭は、中国エネルギー消費量の約70パーセントに燃料を供給し、州の官吏達は、化学薬品生産の場合と同じで、高度成長維持の必要性と安全や環境福祉について時折でる政治的宣言に呼応する必要性の間で立挟さみになっているのを感じている。世界銀行によると、中国は、世界の30の最もひどく汚染された都市の20を含んでいる。僻地では雇用機会が限られていて、さらに工業の事業がほとんどの税金と賃金を提供しているので、生産高を加速させるのが優先事項になるのは避けがたくなっている

Author:事務局 : 2006年02月27日 09:48