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2006年03月14日

■米国で栄養専門学者達が「飲みものガイドライン」を発表している

加糖清涼飲料を減らし、もっと水を飲みなさい

平均的なアメリカ人ダイエットの5カロリーの内1カロリーは液体である。
それは食物が満たせない充実感を与えている。加糖飲料水から来る毎日のカロリー割合は
この20年間で2倍になっていて、米国民の肥満問題を悪化させている

著名な栄養学のエキスパート達がアメリカ市民に新しいガイドラインを提出した。このなかで高カロリーのソーダ飲料の削減を強く求めていて、他方、アルコールにも考慮をし、1日あたり40オンスまでのお茶やコーヒーに役をあたえている。それはスターバックス店での大カップ三倍より多い量である。その量のコーヒーまたは茶を飲む事はカフェインの推薦量の限界を破っている。このガイドラインは、また砂糖入りソーダより3倍多いビールを男達にも許している。このリポートの資金はリプトン紅茶社によって払われている。同社はお茶の恩恵を宣伝するために科学者のアドバイスを現在利用している。栄養学者達はリプトン社のマーケティングキャンペーンの範囲は知らないし、彼等が出す推薦について同社は関係しないと述べている。その推薦は一般に、もっと多くの水を飲むことを人々に勧めている。

しかし、清涼飲料産業のスポークスマンと他の栄養士は、そのガイドラインの一部に欠点があるといっている。例えば、牛乳が抜けていて、適度なアルコールはOKになっていると言っている。実際、推薦した科学者達は、1日あたり24オンス(1液量オンス=29.57cc)のビールを飲んでもよい、と述べている。これは彼等が推薦する低脂肪牛乳と大豆飲料より16オンス多く、果汁の制限量の三倍である。清涼飲料産業は、リプトン社とユニリーバ健康研究所の一部が関連していて、マーケティングキャンペーンを進めている事、また今回のリポートへの資金40000ドルの提供を問題視している。リプトン社は、紅茶の2ドル引きクーポンを付けたこのガイドラインを特集する全面広告を「USA TODAY」紙に出す事を計画している。

このガイドラインを書いた科学者のなかにウォルター・ウィレット博士がいる。彼は公衆衛生ハーバード校の栄養学の主任で、多くの栄養学に関するトピックで広く引用されているエキスパートである。彼はマーケティング努力の詳細は知らないし、そのような騒々しいプロモーションがなければよいと思っていると述べた。彼はガイドラインの執筆料で受けた4000ドルは慈善事業に提供している。彼はこう述べている:「科学者達が推奨したものに会社は何の役割も持っていない。私達がだした結論は完全な自由の下でだされたものである」このガイドラインは8日に、「アメリカン・ジャーナル・オブ・クリニカル・ニュートリション」に発表された。それは一般的に言って、国民がもっと水を飲み、砂糖甘味された、また自然甘味された飲み物を制限する事、加糖されていないお茶とコーヒーは、水の容認できる代用品であると述べている。

アメリカ人は飲料からの全体摂取カロリーの10パーセントから14パーセント、現在の飲料の半分、に制限すべきである、と、科学者達は、薦めている。この6人の科学者からなるパネルは、チャペルヒルのノース・カロライナ大学のバリー・ポプキン、によって召集された。彼はソーダ飲料削減を長期にわたって主張してきた科学者である。彼は、連邦政府食事ガイドライン、は、食物のピラミッド表を含み、食物に中心が行き過ぎ、カロリーの重要な貢献品である飲料を逃している、と、述べている。報告書はこう述べている:平均的なアメリカ人ダイエットの毎5カロリーの1カロリーは液体である。それは食物が満たせない充実感である。砂糖で甘くされた飲み物から来る毎日のカロリーの割合はこの20年間でざっと2倍になっていて、国民の肥満問題を生んでいる。

ポプキン博士はこう言った:「私達はまったく不満です。連邦のガイドラインや他のアドバイスは食品と乳製品のような一般の話題にしか焦点がなく、個別のタイプの飲料でどれくらい消費すべきなのか詳しく述べていないのです」この報告の栄養学者達はそのガイドラインで、1日あたり20オンスから50オンスまでの水を飲む事を推奨している。もし水以外の飲み物を好む場合には、成人には以下の制限量を推奨している:

砂糖なしの茶またはコーヒーは40オンスまで
低脂肪またはスキムミルクと大豆飲料は16オンスまで
ダイエットソーダや他の無カロリー甘味飲料は32オンスまで
ジュースなどの栄養のある飲み物最高8オンス。

アルコール性の飲み物では、女性は一日に1ドリンク一回、男で2ドリンク。1ドリンクは、12オンスのビール、5オンスのワイン、1.5オンスのスピリット。ソーダ類の加糖飲飲料は、8オンス(標準の清涼飲料缶は12オンスである)リポートはこう言う:「果実スムージーは、通常、果実飲み物の高カロリーバージョンであり、従って推奨できない」同様に高い量の脂肪を含んでいる全乳も推奨できない。

ポプキンとウィレット以外では、このグループの他のメンバーには、バトンルージュのペニントン生物医学研究センターのジョージ・ブレイ博士、オレゴン州立大学の生化学者バレズ・フライ、ジョーンズ・ホプキンズ大学、ブルームバーグ公衆衛生校の肥満研究者ベンジャミン・カバリェロ博士、そしてコネチカット大学の生理学者ローレンス・E・アームストロング、がいる。フライ氏はユニリーバの科学アドバイザーである。「アメリカ清涼飲料協会」は反感をこう述べている:このリポートは事実にかんして欠点がある。それは政府のUSDAダイエット・ガイドラインと相容れないところがある。例えば、甘味飲料よりアルコール飲料を飲むことが健康であるかのような、またある場合には、水より多くの茶を飲めと言っているような誤解を生む提案がある。

清涼飲料協会のステートメントはこう述べている:「それはダイエットでのスキムミルクまたは低脂肪牛乳には非常に小さい役割しか与えていない。そして、ダイエット清涼飲料を1日あたり4回に制限すべき信用できる科学的な理由がない」食品と飲料産業の栄養学者で長期のコンサルタントであるリサ・カディック、は、適度のアルコールには健康利点がるという研究の勧めに異論をはさんでいる。

彼女はこう言った:「アルコールが清涼飲料よりよい選択として出されているようである」これまで多くの研究が適量なアルコールの消費はある程度利点がある事を示唆してきたが、そのようなアドバイスはアルコールのリスクのため長い間受け入れられてきていない。今回の報告で何の役割を持っていないニューヨーク大学の栄養学と生物学者のマリオン・ネッスルはこう述べている:「このパネルの推薦はもっともな事を述べている。もし私が、誰かに体重を減らすようにアドバイスするならば、私は清涼飲料とジュース飲料から始めて、それらを止めなさいと言いますよ」

CBS Broadcasting Inc

Author:事務局 : 2006年03月14日 09:40