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2006年03月07日

■狂牛病を判定する動物と人間にも使える血液検査が開発されている

現在、狂牛病やアルツハイマー病の診断は複雑で最終的決定が出難い。
医師は、認識、メモリーテスト、高価な画像テストのような非生物学的方法に依存しなければならない。また脳神経劣化病は、体に過酷な脊髄穿棘を必要とし、患者が死んで脳の生体組織検査できるまでは最終の診断が出せない

狂牛病診断の血液検査、アルツハイマー病の血液検査が数年先に実現される
□ 2006年3月06日月曜日バンクーバー発:

アルツハイマー病、パーキンソン病、ルーゲーリッグ病、狂牛病のような病気を検出するため世界初の診断血液検査を開発しているバンクーバーの神経科医は、1年または2年でそれが利用可能になるはずであると、伝えている。この検査は、そのような病気の裏にある「誤折たんぱく質」の集まりを捜すテストであるが、これは、ニール・キャッシュマン博士、神経系劣化病の国際エキスパート、によって開発された。現在では、アルツハイマー病の診断は複雑で、最終的決定を出せていない、その理由は医師達が、認識、メモリーテスト、また高価な画像テストのような非生物学的方法に依存しなければならないからである。いくつかの他の神経劣化病は、体への負担がきつい脊髄穿刺を必要とし、最終確認の診断は、患者が死んで、脳の生体組織検査できるまでは、出せない。

キャッシュマンの研究を商業化できるように一部スポンサーしている、カナダ連邦政府出資の「カナダ健康研究院」はこう述べている:キャッシュマンのCIHR分派会社、「Amorfix生命科学Inc」は、アルツハイマー病の初の血液検査の開発を加速させている。このテクノロジーは、一部の脳障害、牛のプリオン、狂牛病とその新しい異型人間クロイツフェルトヤコブ病(vCJD)を起こす感染性たんぱく質を検出するために応用できるといわれている。キャッシュマンはインタビューでこう述べている:「エピトープ保護テクノロジー」は血流に循環している集合している誤折たんぱく質を取り出せる。

「このテストは十分に敏感で、正常たんぱく質のとても大きな背後に集まっている微細なたんぱく質を個別に検出できるほど特定性がある」と彼は述べて、アルツハイマー病の誤折たんぱく片が、血流に放出されそうなプラクとして脳に蓄積する事実を指摘した。この血液検査によって、それらの循環しているたんぱく質片を取り上げる。人が、汚染牛肉や輸血からvCJDに罹病するのを防止するために、牛にも人にも使用できる簡単な血液検査が至急に必要である、と、G.Fストロングリハビリ病院で筋萎縮性側索硬化症クリニックを導いているキャッシュマンは述べている。

ハワード・フェルドマン博士、UBCとバンクーバー病院の主任神経病学者、はこう述べている:「多くの脳障害病において誤折たんぱく質が「犯人に指し示されて」以来、研究の治療は、そのようなたんぱく質を取り去るための方法に向けられてきた。早期にそのような病気を検出する診察テストは、また重要である。 アルツハイマー病には、完全なテストがまだない。脊髄穿刺は脳化学を分析するのが非常に有効である。それは脊柱の液体が脳を浸すからである。だが誰も脊髄穿刺を取り出したくはない。だから血液中の何かを見て検査できることは非常に貴重である。しかし、問題が脳にあれば、脳を見れ、という格言がある、そして、これまでは、血液は脳の中を見る代理にはなっていなかった」

フェルドマンはこう言った。どのような血液検査も80から90パーセントの特定性と敏感性の信頼が必要であり、また血液検査は、医師がそれを使い政府承認を達成できる前に、研究所が、大きな公式研究所以外でも、反復できるテストでなければならない。ジョージ・アダムズ、「Amorfix」の最高経営責任者、は、こう述べている:「このテクノロジーは、誤折たんぱく質と関連した一連の脳病気に適用可能でなければならない。実のところ、この特徴を持つ病気のリストは、だんだん大きく、速くなってきている」先月、トロント本拠のこの会社は、英国から受け取る狂牛病たんぱく質を処理するため、カナダ食物検査エージェンシーと公衆衛生エージェンシーから承認を得た。彼は、それが人と動物のプリオンを処理する為に承認を得た北米の最初の商業(非政府)研究所である、と、言った。

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Author:事務局 : 2006年03月07日 14:54