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2006年03月16日

■米国の狂牛病検査体制

狂牛病の三頭目が確認されたにもかかわらず、米国政府は世界で150人以上の死を招いている脳劣化神経障害病を阻止するテスト体制を格下げしていく意図である。2003年に最初の狂牛病が発見された後に、今日の一日1,000のテストに強化された。農務省の予算提案では一日で約110のテストになるだろう。消費者連合食物政策イニシアチブ・ディレクターは全頭テストを要求して、これは『見るな、探すな』の政策に近づいていると抗議している

狂牛病の3番目のケースが出たにも拘わらず、狂牛病のテストは計画されていたように検査規模が落とされるだろう

AP通信社03/15/2006ワシントン発
合衆国での狂牛病の3番目のケースが確認されたにもかかわらず、米国政府は、ヨーロッパで150人以上の人々の死を招いている脳劣化神経障害のテストは格下げをする意図である。米国農務省は、2003年に合衆国の狂牛病の最初のケースを発見した後に、その監視体制を押し上げた。約一千回のテストが毎日行われている。これは2003年に一日55回から上がってきたものである。

このテストプログラムで、先週、狂牛病感染をアラバマの雌牛に検出した。より詳しい分析テストで、この牛が狂牛病に罹っていることが立証された。しかし狂牛病テストの縮小が数ヶ月間依然として進められてきた。農務省の主任獣医、ジョン・クリフォード、が、狂牛病の新しいケースを発表した時にこの事に言及した。クリフォードは「私達が、強化された監視プログラムの終結に近づいているところで、少し考えを言わせて下さい」と述べて、合衆国はテストでは国際基準に従うことを説明した。

農務長官マイク・ヨハンスは、テストが食物安全措置ではない事を指摘した。むしろ、それは、その病気の広がりを検出するための方法である。より高いテストレベルが2年前に発表された時に、そのテストは一時的である事が意図されていた。消費者グループは、もっと多くの動物が、少なくするのではなく、テストされるべきであると、主張している。官吏達は新しいテストのレベルを最終決定していない。農務省の予算提案では、一年で40000回のテスト、一日では約110のテストになるだろう。

ジーン・ハロラン、消費者連合の食物政策イニシアチブ・ディレクター、は、14日に、こう述べている:「これは屠殺されたすべての牛の十分の一パーセントである。これはとても小さくなり始めているので、私達の意見では、『見るな、探すな』の政策に近づいている」アイオワ州上院議員、トム・ハーキンは、アメリカの消費者と外国の顧客の信用が危機にさらされている、と、言った。ハーキン、上院農業委員会のシニア民主党員、はこう述べた:「USDAは、米国牛肉が安全であり、反-BSE予防対策が実際に働いている事を証明するために、着実な監視テストプログラムを続けるべきである」

ゲーリー・ウェーバー、デンバーの全国牧場主牛肉協会の規制部長、は、こう述べている:「消費者グループはすべての牛をテストすることを求めている。それは費用効率がよくないし、それは必要ではない。私達が焦点接触した団体の消費者達は、これが非常にまれな病気であり、安全対策はとられているとして、異論がなかった」農務省はこの病気の徴候がある年長雌牛はほとんどテストしている。感染した雌牛は、神経系の異常兆候、例えば、攻撃的な動き、一致した行動ができない、歩行不能、異常な姿勢、を、見せる。最新のケースでは、この雌牛は歩くことができなかった。それは「ダウナー牛」で、この病気の別の兆候である。

テストは脳組織を雌牛から取り出す。従って、牛はテストされる前に、殺されなければならない。生きている牛での病気テストはない。2004年6月以来、農務省はこの病気で652,697頭の雌牛をテストしてきた。米国には約9500万頭の牛がいる。

Author:事務局 : 2006年03月16日 11:10