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2006年04月25日

■英国で4年ぶりの脾脱疽菌勃発

英国南ウェールズで5頭の不審死牛が出て、その内2頭に脾脱疽菌(Anthraxアンスラックス)感染が確認される。

ウィンストン・チャーチルは脾脱疽菌/炭素菌を用いた細菌戦の実験を命令した事がある。ウエスター・ロス沖のグルイナード島が1942年に脾脱疽菌/炭素菌使用した細菌戦実験のため使われた。チャーチルはドイツの家畜を感染させ、その家畜を使ってドイツ市民を感染させる有効性をテストさせた。この島は数十年間遮蔽された後1990年に脾脱疽菌が無いと宣告された。だが面積280エーカーのこの島は280トンの消毒剤と2000トンの海水を使って、50万ポンドの費用で清浄処置されていた

二頭の死んだ雌牛が「脾脱疽・アンスラックス」のテストで、昨日陽性である事が明らかになった、と、政府獣医が明らかにした。これは4年ぶりで英国にこの病気の勃発が確認された事になる。この牛は、今月早く畜牛場で不意に死んだ5頭の内の2頭である。科学者達は、南ウェールズのロンダにある農場での致死的勃発の正確な原因を確立するために努力している。また2002年にウェールズでレクサムの農場でこの病気のため雌牛が死んだ。5頭の牛の死骸は、リスクを最小にするために、ロンダ農場ですべて焼却された。それがどんな牛であったのかは明らかにされていない。ウェールズの主任獣医、クリスティアーナ・グロッソップ博士、は、こう述べている:議会、政府、国家獣医サービス、は、脾脱疽からの脅威が、一般大衆、農民、またはロンダのどの他の家畜にも脅威がない、ことを保証する為に迅速に活動している。

「役人達は、すべての必要な用心が取られている事を確証するために、環境庁および医学当局と情報を交換している」、と、同獣医は述べた。脾脱疽・アンスラックスの胞子は、特に土中で、何年もの間冬眠状態で生き残る事ができる。この感染は、もし十分に早く確認されるならば、抗生物質によって治療されうるであろう。ウェールズ議会のスポークスマンは、その農場は30年前に脾脱疽で陽性と判明した事がると言った。グロッソップ博士はこう言った:「脾脱疽は非常にまれである。私達は、現在のこの勃発の起源を追求している」ウェールズ議会のスポークスマンこう述べた:その農場からの肉は約1年間食物連鎖に入った事がなく、食物基準局はこの勃発には気づいていた。2002年のレクサムでの勃発は、以前20年間で脾脱疽の3つの発症があった農場での隔離した出来事として、扱われていた。

スコットランドでの前回の脾脱疽の恐怖は、東ダンバトンシャに在るレノックスタウンの農場で起きた。そこでは、雌牛が、2002年にこの病気で死んだと思われていた。
その地域は消毒剤で散布されて、牛の死骸が発見された野原は防疫線がはられ立ち入り禁止にされた。イングランドでの政府研究所のテストによってその後脾脱疽の可能性は除外された。ウエスター・ロス沖のグルイナード島は、1942年に秘密の脾脱疽菌/炭素菌細菌戦争の実験のため使われたので数十年間遮蔽されている。ウィンストン・チャーチルは、炭素菌を用いた実験を命令した。彼はドイツの家畜を感染させ、その家畜を使ってドイツ市民を感染させる実行性をテストさせた。この島は1990年に脾脱疽菌が無くなったとやっと宣言された。だがそれは50万ポンドの費用をかけてこの島を清浄させる為に民間会社が使われた後である。この面積が280エーカーある島は280トンの消毒剤および2000トンの海水を使って清浄処置されたものである。

Author:事務局 : 2006年04月25日 10:40