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2006年04月10日

■米国の多くの鶏肉に高い砒素レベルが発見される

養鶏飼料に「Roxarsone/ロックスアーソン」という砒素添加物が、約170万から220万ポンドも毎年鶏に与えられている。この毒薬の多くは鶏の雛や一般の環境に残留していく。砒素は癌を起こし、心臓病、糖尿病、知的機能低下を含む他の病気を起こすのに寄与する

砒素が鶏肉に広範囲にひろがっている事が検査テストで明らかになる

回避可能な砒素が一般にチキン飼料に添加されている

砒素なしのチキンは入手可能である

ミネアポリス発4月5日□アメリカのスーパーマーケットとファーストフードレストランで売られているブランドのあるチキン製品は、今日「農業と貿易政策研究所(IATP)」によって発表された独立テスト結果によると、砒素によって広く汚染されている。料理されていないスーパーマーケットのチキン製品からの155のサンプルのテストによって、55パーセントが検出可能な砒素を含んでいることが、発見された。砒素は、認定有機商品と他のプレミアムブランドに比べて、普通のブランドのスーパーマーケットチキンに2倍も多く含まれていた。IATPによってテストされたすべての90のファーストフードチキン製品はまた検出可能な砒素を含んでいた。

鶏肉中の砒素は、鶏飼料に意図的に決まって砒素を入れる数十年の実行に密接に結び付けられているようである。検査測定によると、米国ブロイラーチキンの最低70パーセントは砒素を与えられている。チキン飼料に砒素を添加する事は必要ではなく、最終的に回避できる慣行で、ただ多くの人々をこの古来からの毒に暴露させているだけである、と、デイビッド・ウォリンガ博士、は、述べている。彼は医師で、「Playing Chicken: Avoiding Arsenic in Your Meat(鶏肉を考える:鶏肉の砒素を避けるには)」の著者で、IATP食品健康プログラムのディレクターでもある。

朗報はある:消費者は、賢明な選択をして、チキン中の砒素の摂取を制限するか、または取り除くことができる、と、ウォリンガ博士は述べる。我々のテストによって、検出できる砒素がないスーパーマーケットの鶏肉を見つけた。有機ラベルをつけた鶏肉でも法律上問題がない砒素を含んでいる場合もある。他のチキンでは、最善の賭けは、鶏肉をを売っている生産者、スーパーマーケット、レストランに直接安全を保証できるかどうかを聞く事である。米国農務省は、アメリカ人がほとんど食べているチキンの胸肉または腿肉にある砒素の検査ができていないし、個々のブランドのテスト結果も公表していない。

IATPによって検査された有名商標鶏肉製品は以下のものを含んでいる:チキン製品を検査させたファーストフードチェーン店は、以下を含んでいる:McDonald、Wendy、Arby、Subway、Kentucky Fried Chicken、Church’s and Popeyes. チキン製品は、ミネソタとカリフォルニアのスーパーマーケットとファーストフードアウトレットから購入されて、砒素検出には民間の独立した商業実験所で分析された。


今回のリポートからの具体的な発見事項:

砒素のレベルにはかなり変化がある。最も汚染されている料理されていないチキン胸肉と腿肉のブランド製品は、砒素汚染が最低のブランドに比べて、十倍の高砒素レベルがあることが発見された。テストされた生チキンの多くは、無砒素が、ほとんど検出できない砒素を含んでいた。これには、いくつかの有機会社と、世界最大のチキン生産業者、TysonFoodsからテストされたほとんどの鶏肉が含まれている。Gold Pulump鶏肝の5つのパッケージは平均約222ppbの砒素を含んでいた。これはすべてのチキンサンプルの最高汚染値である。Churchのチキン腿は、KFC腿の砒素レベルに比べ、平均20倍の砒素レベルがあった。Jack In The Boxのサンドイッチのチキンは、Subwayのサンドイッチより平均5倍の砒素を持っていた。


「roxarsone/ロックスアーソン」という単一の砒素飼料添加物、が、約170万から220万ポンドも毎年鶏に与えられている。この毒薬の多くは鶏の雛や一般の環境に残留していく。砒素は癌を起こし、心臓病、糖尿病、知的機能の低下を含む他の病気を起こすのに寄与している。テストされたチキン製品のどれも米国連邦政府基準以上の砒素を持ってはいなかったが、それらの基準が設定された時から、多くの事が変化してきた。第一に、アメリカ人は、40年前より少なくとも二倍から二倍半の鶏肉を食べている。さらに、最新の科学は以前に考察されたよりある型の砒素は有毒である事を報告している。また累積する人間の砒素への露出度、チキン肉に含む砒素をふくむ露出度、は、以前に考えられたより高くなるようである。賢明な鶏肉業者は、世界最大の会社から、最小の会社を含み、通常の砒素の使用を中止している、と、ウォリンガ博士は、述べている。ヨーロッパはこの砒素使用をずっと禁止している。米国の鳥肉飼料から砒素を除去すべき時期はもうずっとすぎて遅すぎる。


このリポートはいくつかの督励事項を挙げている:

○消費者は、飼料に砒素なしで飼育された鶏肉を追及すべきである。それにはこの慣行を禁止しているUSDA保証の有機チキンとして売られている鶏肉を含む。

○鶏肉業者は砒素の使用を自発的に避けて、それを消費者に知らせるべきである。

○レストラン、病院、学校は、その鳥肉供給業者に、飼料に砒素を使うのをやめるように要求すべきである。

○連邦政府と州の監督機関は、肉と鳥肉生産業者に砒素を私達の食物連鎖と環境に加えることの承認を撤回すべきである。


この完全なリポートは以下のサイトで発見される:「農業と貿易政策研究所」は以下の活動をグローバルにしている:改善適応性があるファミリー農場の推進、研究と教育を通じてコミュニティと生態系の推進、科学と技術、重要事項の提唱を促進している。

Author:事務局 : 2006年04月10日 09:31