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2006年04月17日

■カナダの狂牛病問題

カナダ食品検査局発表:ブリティシュ・コロンビア州で狂牛病の牛が発見される

2000年4月生まれ純血ホルスタイン種の発病で確認されれば
カナダで2003年5月以来5番目のBSEになる。
カナダでは1997年に反芻動物を反芻動物の飼料にする禁止令が出て、
監視プログラムは、2003年5月以来約10万頭の牛をテストしてきた

カナダ食物検査局が13日に以下の発表をした。狂牛病が疑われる発病がブリティッシュ・コロンビア州のフレイザーヴァレーの農場の6歳の雌牛に検出された。担当官吏はこう言った:純血種ホルスタインからの脳サンプルの最終テストはウィニペグ外国動物疫病国立センターで進行中であり、その結果は16日にはでる予定である。もし確認されるならば、これは、牛の海綿状劣化脳症、BSE、通称狂牛病、のカナダでの2003年5月以来5番目の発症例になるだろう。カナダの1997年の反芻動物を反芻動物の飼料にする禁止令発令後、この牛は2000年4月に生まれたもので、1月にアルバータで出たBSEの先の確認ケースとおよそ同じ歳である。ブリティッシュ・コロンビア州農業大臣パット・ベルはこう述べている:「ブリティッシュ・コロンビア州で始めてBSEの最初のケースが出たのを知るのは残念である。だがこの発見が年約6億1500万ドルになる同州の酪農と蓄牛産業に何も損害を与えない事を期待している」

ベルこう述べた:「私達は私達の進行中の牛群監視が効果的であることを確信している、また国際的なコミュニティがこの結果として対応行動を取るべきと信じる理由はない。関係官吏達はBSEが確認されれば、汚染された飼料が感染原因であることが分かるだろうと思っている、この牛のどの部位も人の食物または動物飼料には入らなかった。ヒュー・リンチストーントン、カナダ牧場主協会会長、は、こう述べている:「予備テストの結果をみてみれば、最終テストが陽性になるのは確かだろう」しかし彼はこう言った:この病気を根絶するカナダで進行中の監視努力を考えれば、時折、BSEの発症がもっと発見される事は予期できないことではない。

彼はさらに言った:「それはよくないニュースではあるけれども、他の国で起こっている典型的なパターンは、これらの事はおきて、引きずっていくという事である。それはしばらくの間は根絶されそうではない。そしてそれが実情である」アルバータ州ではは2003年5月にBSEの最初のケースを検出した。その結果米国と国際的な輸出市場から禁止措置を受けて、その26ヶ月の危機期間に、カナダの牛産業は損害予測が70億ドルになった。2003年秋に米国との部分的な貿易再開が始まり、去年7月には生きた若牛の輸出が続いた。ほとんどの国際市場との貿易もまた再開された。ダーシー・デイビス、アルバータ牛肉生産者会会長、は、BSEの別の陽性ケースが貿易を影響する事になるのには疑いを持っている。彼は、今年早く北中部アルバータの農場の年齢6歳雌牛に発見された先の発病に米国が否定的に反応しないことに注目している。デイビスはこう言った:「私達は数万頭をテストしている、ちょうど今度変な牛を見つけているだけである。従って、私は、それが貿易を非常に多く影響するとはじっさい思わない」

BSEを持っているリスクが最も高い牛をターゲットにしているカナダの監視プログラムは、2003年5月以来約100000頭の牛をテストしてきた。米国農務省報道官のエド・ロイド、はこう言った:カナダが確認テスト結果を出す前には、同省は結論を出さない。彼は電子メールでこう述べている:「もしそれが陽性である事が確認されるならば、私達は、疫病学的な調査を補助するために、私達のエキスパートの1人を派遣するだろう」

Author:事務局 : 2006年04月17日 09:41