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2006年05月22日

■鳥インフルエンザ菌パンデミック変異の不安:インドネシア

鳥インフルエンザ菌パンデミック変異の不安:インドネシア保健省はH5N1家族間集団発症が「人から人の」感染によるものではないと発表する
8人家族の内5人がすでに死亡していている。一部のリポートは、肥料として使われた鶏糞が感染リンクであるかもしれない、と、伝えている。感染鶏がH5N1ウイルスを持つ大量な鶏糞を排出することができる。世界保健機関は調査チームを同地域に派遣した。

鳥インフルエンザ勃発は人から人への感染ではない:インドネシア
2006年5月17日JAKARTA発:インドネシアの北スマトラ州での8人家族のH5N1鳥インフルエンザ勃発は、人から人への感染ケースではない、と、17日、健康省の官吏が述べた。8人のうち6人がすでに死んだこのケースについては不安が大きくなってきている。地域のテストによってこの家族の内5人のメンバーが鳥インフルエンザウイルスで陽性とでているが、残りの3人ではテストが実施中である。「この伝染は家禽または他の動物からのリスクファクターを通じておきたものであり、人から人による感染である証拠はない」と、Nyoman Kandun、疫病コントロール所長、が、ロイター電に告げた。

「世界が私達を見つめている。私達は慌ててはいない」と、彼は付言した。彼はこう言った:当局はカロ地区クブシムベラング村で起きた集団発病ケースのウイルスの起源を識別しようとしている。そこは、メダンの北スマトラ市の南部約50kmに位置している。いくつかのリポートはこう報じていた:肥料として使われた鶏糞がリンクであるかもしれない。だが、これはまだ確認されていない。感染した鶏がH5N1ウイルスを持つ大量な鶏糞を排出することができる。これが鳥、および人々に感染した一つの方法であるのかもしれない。世界保健機関は調査チームを同地域に派遣した。同機関はこう述べている:世界保健機関は、そのウイルスが変異して人々の間で容易に感染していく兆候を警戒監視している。これは数百万が死ぬかもしれないパンデミックの開始を知らせる展開になる。

WHOは、そのような変異は鳥インフルエンザがある所ではどこでも起こりうる、と、述べている。エキスパートは過去こう述べていた:「家族成員間の可能な鳥インフルエンザ集団発症ケースは必ずしもそのウイルスが変異している事を意味しない。それは家族間の密接な接触によって起こりうる。ベトナムとタイで多くのそのような例があった、と、WHOスポークスマンが、今週早くジュネーブで言った。インドネシア健康省は、地域のテストで陽性と判明した家族の5人の血液は、確認のため香港のWHO提携研究所に送られている、と、述べた。地域のテストは最終的であるとは考えられていない。

鳥インフルエンザは、2003年の再発生以来、世界でこれまで115人を殺していて、その大多数の死亡は東アジアで起きている。実際すべての犠牲者は家禽から病気に罹病したものである。WHOは、H5N1ウイルスからのインドネシアでの25人の死、ベトナムの次に2番目に高い死亡数を確認している。ベトナムでは42人が確認されている。このウイルスはインドネシアの多くで固有なものである。上級農業省幹部は、H5N1が僻地の東パプア州の家禽に初めて検出されたと16日に告げた。

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Author:事務局 : 2006年05月22日 16:17