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2006年06月08日

■APEC会議で鳥インフルエンザと闘う「バイオセイフ」農場が提唱されている

アジアには数百万人の裏庭農民がいる。ベトナムには、800万人が家禽を家庭内の小さな裏庭農場で飼育している。家禽産業を再構造することが大きなチャレンジである。ベトナムは「モデルバイオセイフ農場」を保健衛生の専門家達によって薦められている

参加諸国は、裏庭での家禽飼育と生きた鳥類市場から脱出して、もっと安全な「バイオファーム」に向かう事を誓約した。ほとんどのアジアの国では、鶏や家鴨は家族の裏庭の農場で伝統的に飼育されていて、「生」市場のために、生きた鳥を籠に入れて屠殺のためオートバイで運ばれていく。ヘ・チャングチュイ、国連食糧農業機関のアジア太平洋部長は、こう述べている:「アジアには数百万人の裏庭農民がいる。家禽産業を再構造化することが大きなチャレンジである」ベトナムには、800万人が家禽を家庭内の小さな家族型農場で飼育している、と、見積もられている。ベトナム農業大臣のカウ・ダック・ファットはこう述べている「私達は、よりよい畜産セクターを再構築しなければならない、そしてよりよい獣医サービス設定しなければならない。それは長いプロセスになるだろう。それは急速には達成されないだろう」

ASPEC加盟国の21か国からのAPEC健康と農業大臣は、人への感染勃発を阻止また遅延させる為新しい発症についてのすべての情報を共有する行動計画の採用に合意した。ベトナムに駐在する国連世界保健機構(UN WHO)代表のハンス・ツロゥドソン、はこう述べている:「感染拡大が抑制できる14日から21日間の機会の窓・ウィンドウがある。感染した地域に入っていき、哨戒線で遮断し、全人口を抗ウイルス薬で治療し、その地域からの出入の動きを規制するのです。 だけれども誰にもそれが何時起きるかは予測できない、またそれがH5N1になるのか、もっと穏やかな菌株になるのかは我々にも分からない。脅威はまさしくあるのです」

しかし、この予防計画は、ただ「透明さ・無隠蔽」、早期通告、がある場合にだけしか、成功しないのです。世界がどこで勃発が起きているか知る事ができれば、国際的な諸組織が対応できるのです。もしその機会の窓を逃せば、その国は疫病を2週間で地域に拡大させ、1、2ヶ月たてばそれはグローバルなパンデミックになってしまうでしょう」カナダの保健省から来たシュガートはこう述べている:「万が一パンデミックが起きた場合には、国ができる事に関しての計画を採用する必要がある。例えば経済活動の維持、貿易と人の移動、日常活動の再開等である。パンデミックは、あらゆる国の健康、セキュリティ、大量交通、サービス産業、旅行、観光旅行セクタを混乱させるだろう。従って、私達は、そのウイルスを鳥に留めて、人に広がらないようにして、人命を護りたいのです」

シンガポールとオーストラリアは、6月7日と8日に、ありうるパンデミックの勃発に備えて、他のAPEC加盟国と「地域『デスクトップ』通信ドリル」をテストする事になっている。「このインフルエンザは国境を知らない。私達はこれには共同して活動する必要がある」と、ラングは付言した。国連のWHOは、鳥インフルエンザが今やアジアからヨーロッパとアフリカに拡大してしまったので、パンデミックのリスクは大きくなったと警告している。

Author:事務局 : 2006年06月08日 10:49