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2006年06月08日

■英国保健省の月例CJD統計発表

CJDはBSE(通称狂牛病)とリンクしている人間に出る高致死性の人型脳神経障害症で、これまでのあらゆる型のvCJD発症数は161人で、死者総数は111人になっている

英国:保健省月例CJD統計2006年6月5日:2006年6月5日

ソース:英国保険省月例クロイツフェルフェルト-ジェイコブ病統計:
英国保健省は今日2006年6月6日、クロイツフェルトヤコブ病として知られている病気の患者数について最新情報を発表した。これは、変異型クロイツフェルトヤコブ病(またはvCJDとして短縮呼称)の患者を含んでいる。この病気はBSE(牛脳海綿劣化症)にリンクしていると思われている病気である。

2006年6月2日時点での英国の明確およびありそうなCJDケース:
○vCJDケースの総数–死者数
明確なvCJD(確認)の死者数:111
ありそうなvCJDの死者数(神経病理学的確認なし):44
ありそうなvCJDの死者数(神経病理学的確認なし):1
明確なまたはありうるvCJDの死者数(同上): 156
○vCJDのケースで生存者の総数
ありそうなvCJDケースの生存者数:5

総合全体数
明確なまたはありうるvCJDの総数(死者数と生存者数):161
(次の表は2006年7月3日に発表)

前月の統計が2006年5月8日に発表されて以来、明確とありうるvCJDからの死者の全体数は、1人だけ増大している。その結果、全体の合計は現在156人である。まだ生きているvCJDケース数は1人減り、従って、明確なまたはありうるvCJDケース(死者と生存者)の全体総数は、161のままである。

これらのデータは、現在英国でvCJDの勃発数が低下中であるという見方と一致している。2005年度の12ヶ月間の英国での明確なまたはありうるvCJDによる死者数は、5である。死者のピーク数は2000年の28で、2001年の20、2002年の17、2003年の18、2004年の9、2005年の5、2006年の目下の3と、続いている。

2005年間中英国でのあらゆる型のCJDケースの総合計

2006年6月2日時点、2005年で英国には、疑われているCJDの122回の参照があり、散発性CJDからの63人の死、通常CJDからの6人の死、医原性CJDからの死者3、6つのGSS(Gerstmann-Straussler-Scheinker)症候群ケース、およびvCJDからの5人の死、があった。2006年での最初5ヶ月間のそれに対応する数字は下記のようである:35人の参照、散発性CJDからの23人の死、vCJDからの3人の死、通常CJDからの2人の死、GSSは1人、および医原性CJDからは無し。

Author:事務局 : 2006年06月08日 10:41