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2006年06月28日

■H5N1菌株に遂に「人から人に感染する」型の遺伝子変異が起きた 2006.6.27

WHOが鳥インフルエンザのH5N1菌株に遂に「人から人に感染する」型の遺伝子変異が起きた事を確認した。

この変異は10歳のインドネシアの少年に起きたが、このウイルスはインドネシアの家族を越えて広がらなかったと調査官達は伝えている。エキスパート達は、この遺伝子変異はパンデミックの脅威を増大させるものではないが、さらに厳しい監視が必要であると警告している。

WHOが人から人への鳥インフルエンザで変異があった事を報告する。ウイルスはインドネシアの家族を越えて広がらなかったと調査官達は伝えている。

世界保健機関は、たぶん人が人からの鳥インフルエンザウイルスを受け取って、わずかに変異したバージョンを別の人に感染さしたという最初の証拠を、詳述している。しかし、エキスパート達は、この遺伝子変化はパンデミックの脅威を増大させないと言った。このH5N1変異は、調査によると、十歳のインドネシア人少年に起きた。彼は、これまでで感染した最も大きな集団の一員である。このウイルスに罹った人々の1番目の人は、家禽によって感染させられたと考えられている。次にこの女性がこの少年と他の5人の血縁にそれを感染させたと考えられている。

この変異が起きた少年は、AP通信によって得られたリポートによると、彼の父親を感染させて、その父親にもまた同じ変異が起きていた。この家族ではたった感染者の一人しか生き残っていない。「それで停止した。それはその点で行き止まりある」と、アトランタの米国疾病管理・予防センターの疫病学者、ティム・ウエキは、言った。この調査チームの一人である、ウエキ氏は、こう強調している:ウイルス一般はいつもわずかに変わるものであり、この変異で脅威を感じる理由はない。なぜならこの変異があったウイルスは人々の間で容易に広がる能力を発展させなかったからだ。国連で鳥インフルエンザ問題を監督するデイビッド・ナバロは、それにもかかわらず、この発見は人と家禽のH5N1ウイルスの継続的な監視の重要性を、強調している、と言った。

彼は電話で23日にさらにこう述べた:「この起こった変異が、持続的な人-人の感染の結果にならなかったのは幸運であった。これはウイルスの動向に密接な監視を続ける必要性を留意させるものである」エキスパート達は、H5N1ウイルスがやがては人々の間で容易に拡大感染する型に変異し、グローバルなパンデミックを引き起こす事を恐れている。この現在のウイルスは、人が感染するのが難しい状態で、ほとんどの人の発症は病気の鳥との接触に辿って行ける。科学者は、制限された人-人の感染が、他の少数の集団に起きているが、それは非常に密接な接触がある家族などにおきたものだと、信じている。

Author:事務局 : 2006年06月28日 15:42