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2006年06月30日

■マレーシアで手足口病(HFMD)による死者が増えている

サラワク州で10, 861人の子供が感染して苦痛を受けている。この疫病に罹る子供の大多数は4歳以下である。この感染勃発には「エコウイルス71」が関連しているようであるが、病気を起こす媒体についての正確な情報は欠けている。

-手足口病:東南アジア-
マレーシア、サラワク州で手足口病で11人目の幼児の死者が出ている。
もう一人の子供が、サラワク州で、手足口病気(HFMD)のために死んだ。MarudiのKpg Dagangにいる16ヶ月のよちよち歩きの幼児が、2006年6月27日、ミリ総合病院でこの病気で死んだ。この幼児は、重態に落ち入った時、正午に、ヘリコプターで、設備がよいミリ病院に運ばれた。彼の死は同州でのHFMDからの死者の数を11にした。

タン・スリ・ジョージ・チェン、副首相、は、この疫病が終焉したと宣言しようとした計画に、その死は打撃を与えた、と、2006年6月27日、に述べた。彼は電話での応答でこう慨嘆している:「我々が丁度この疫病が終わったと宣告しようとしている矢先に、もう一人死人がでてしまったのです」この手足口病のその前の死者は、カピットに住んでいた五歳の女の子で、5月7日であった。州災害リリーフ管理委員会会長、チェン博士、はこう述べている:この疫病が終了したと宣言する前に、「発症無し」が、2つの潜伏期間、すなわち約28日間、記録されなければならない。「発症無し」ステータスは、こう定義されている:[ 一日新しい患者が40以下で、死者は無し]。この新しい幼児の死によって、全体のプロセスを再び繰り返さなければならない。

チェン博士によって出されている毎日の「HFMDプレス・リリース」によると、この疫病は、2006年6月27日の時点で、現在報告された43の新しいケースを含めて、州の10 861人の子供が苦痛を受けてきている。昨日報告された43の新しい患者の内、11が入院して、他の残りは外来患者治療を受けている。シブは、2604の最も高い患者数の報告がある。次はミリの2006ケース、クチン(1456)、ビントゥル(1333)、サリケイ(920)、ムッカ(770)になっている。この疫病気で苦しんだ子供の大多数は、4歳以下である。

-ProMEDのコメント-
2006年6月6日に最終リポートがあって以来、サラワク州でのHFMDの患者全体数は、10, 091から10, 861に増大して、死者は10から11になっている。従って、この勃発は終了しているなんて事はなく、都市地域で圧倒的に就学前の子供達を脅かしている。この勃発は「エコウイルス71」による感染に関連しているようであるが、病原になっている媒体(または複数媒体)についての正確な情報は欠けている。

Author:事務局 : 2006年06月30日 12:34