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2006年07月12日

■オーストリアでさらなる牛の疫病(BJD)が起きている

BJD(Bovine Johne's Disease)、牛ジョンズ病、は、下痢、多量体重損失、機能喪失、が起きて死亡していく疫病である。
「Mycobacterium paratuberculosis」が感染させる慢性疾患で、一般的には家畜が感染させられている。

ウエスタン・オーストラリア州で、致死性の機能劣化がすすむ牛の病気が発見された。この州でこの病気は12年前に始めてみられたものである。「牛ジョンズ病BJD」は、オールバニー、パースの約400km南、の近くの牛肉用の群れに昨日確認された。これは、ウエスタン・オーストラリア州では1994年後始めての発症である。しかし「動物健康オーストラリア」は、この病気は、ニューサウスウエールズ州、ビクトリア州、サウス・オーストラリア州、タスマニア州で、約1350の牛群を感染させたということが知られていた。この病気は、人に「影響する」という事は知られていない。適切に処理された肉とミルクは、消費しても安全である。ウエスタン・オーストラリア州(WA)農業省主任獣医官、ピーター・バックマン、は、この病気は、排泄物中に落とされたバクテリアで伝播していき、それがさらに牧草地を汚染させていく。この病気はやがて牛を死亡させていく事になる。

WAは、1999年にBJDなしゾーンと認定されたが、BJDなしのステータスを直ぐに失う事はないだろう。だが、すべてのリスクがある敷地はテストされて、感染した敷地からすべての牛は除去されるだろう。バックマン博士はこう言った:「WA州はまた、この病気が州に存在しない事を証明する為広範囲の監視テストが必要になるだろう」この病気の根絶が技術的に可能であるか、また費用効率がたつかどうかを決定するために、計画が実施されるだろう。彼は言った:「この疫病根絶が実現可能で、費用効率がたつかどうかを査定するための追跡とテストを、完了させるのには何ヶ月もかかるだろう」

ProMEDのコメント

この疫病は12年間消えていた、今度また出現した事は勿論よい事ではない。ジョンズ病は、下痢、大きな体重損失、牛群の生産性減少を起こす、「Mycobacterium paratuberculosis 」菌によって感染させられる慢性疾患である。通常は家畜が感染させられる。家畜からこれを根絶するのは、テスト、スクリーニング、監視、経済的難題のため、困難である。長い間、このジョンズ病(M paratuberculosis_)と人のクローン病の間の関連について熱い議論がある。

詳細参照:ウィスコンシン大学ジョンズ病ウェブサイト

Author:事務局 : 2006年07月12日 10:45