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2006年07月11日

■水が少ない湾岸地域での水管理システムの開発

アラブ首長国連合で農業と水文学的な探求が進められている。
蒸発散の分析を通じて、水資源管理計画を開発する事、農業生産に於ける気候変化の影響を査定する事、土壌水分のバランスを計測する事、灌水スケジューの内容を定める事、水保存の実施法を査定する事、を、達成しようとしている。

-地質学者達は水の保存に焦点を合わしている-

報告:Aftab Kazmi 局チーフ 

アル・アイン発:アラブ首長国連合(UAE)の地質学者達は、遠隔で感知できる「植物のインデックス」を開発している。この技術は農業生産で未来の水資源管理と気候変化インパクトを査定するために使われるものである。地理情報システム(GIS)を基盤にした遠隔認知装置からの蒸発散査定とアルアイン地区の選ばれた地域のフィールドデータを分析することによって、一つの研究が完成された。

「蒸発散」(Evapotranspirationイヴァポトランスポレイション)は、湿度が、土からの蒸発と植物による蒸発によって空気に戻っていくプロセスである。ファレス・M・ホワリ博士、UAE大学(UAEU)の地質学部教授、は、それはずっと進行中のプロジェクトであると、述べている。ホワリ博士は環境地質学と自然災害の専門家である。アフマド・ムラッド博士もまた同地質学部にいるが、このプロジェクトで彼と協力している。このプロジェクトはUAE大学の研究事業セクタによってサポートされている。

-どんな特徴があるのか-

ファレス・M・ホワリ博士はこう述べている:蒸発散の分析は次の事でも有効である:よい水資源管理計画を開発する事、農業生産に於ける気候変化効果を査定する事、土壌水分のバランスを計測する事、灌水スケジューの内容を定める事、および水保存の実施法を査定する事。彼は、この研究対象地域の近くで最も顕著な地質学的特徴が在る所は、「ジョベル・ハフィート」(Jebel Hafeet)と呼ばれる場所である、と、述べている。そこは乾燥している「ワジ・システム=雨季以外に水がない川」によって取り囲まれている29kmの長さがある岬である。彼はこう言った。この研究班によって現地点検が行われていて、公園や遊園エリアを含む興味深い地域への調査が行われている。

Author:事務局 : 2006年07月11日 08:30