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2006年08月25日

■米国の遺伝子修正米汚染問題とEUの対応

GMO産物はEU内では欧州連合の強い抵抗に合っている。多くの消費者はGMOを「フランケンシュタイン」食物と呼んでいる。
EU委員会は、米国農務長官マイクヨハンスから、未公認バイオテク米が、商業用に向けられた長粒米サンプルに検出されたという通知を受けた。
この約3週間前に、米国農業食物安全局は、「Bayer CropScience」社によって行われたテストで、アーカンソーとミズーリ州の米貯蔵所の米に、「LLRICE 601」と呼ばれるGMO米が発見されたという通知を受けた。
市場に出されていない遺伝子設計米が米国の商業市場に出される米に発見されたのはこれが始めてである。

-EUは遺伝子修正米で汚染された米国米を阻止する取り組みをしている-

EU行政部は22日こう言った:EUは合衆国で検出された未公認のバイオテク加工米がEUの食物チェインに入ることを防止する体勢をとっている。その具体的な措置はまだ明らかにされていない。だが、その汚染米は、昨年の場合に使われた同様な輸入制限によって、阻止できる。毎日行われているニュースブリーフィングで、コミッション・スポークスマンのアントニア・モウチャンはこう述べている:「私達は未公認GM製品がヨーロッパの消費者に達しないことを保証するため措置を準備しています、私達それが明日採用される事を望んでいます」アントニア・モウチャンはそれ以上の詳細はのべていない。現在は、どの遺伝子組み替え(GMO)米も25国欧州連合内では輸入または販売は許可されていない。もっともいくつかのバイオテクトウモロコシとナタネ種子はEUの承認を確保している。

GMO産物は、EU内では欧州連合の強い抵抗に合っている。多くの消費者がそれらを「フランケンシュタイン」食物と見なしている。8月18日の遅くに、EU委員会は、米国農務長官マイクヨハンスによって、未公認バイオテク米の痕跡が、商業用に向けられた長粒米サンプルに検出された、と言うことを、通知された。この約3週間前、7月31日、に、米国農業食物安全局は、「Bayer AG」のユニットである「Bayer CropScience」によってなされたテストで、アーカンソーとミズーリ州の米貯蔵所の米に、GMO米-「LLRICE 601」-が発見されたと、通知を受けた。市場に出されていない遺伝子設計米が米国コマーシャル市場で使われた米に発見されたのは、これが始めてであった。

EU委員会エキスパート達は、バイヤー社と米国当局に詳細情報を求めて連絡し、彼等が「この問題を最大限の緊急で」取り組んでいる、と今週早くに述べた。EUスポークスマンのモウチャンはこう述べている:「私達は彼等に多くの事柄で明確な説明を求めています」合衆国の最大の米輸出国である日本は、すでに米国の長粒米の輸入を中止させている。ヨーロッパの消費者はGMO作物についての疑惑でよく知られている。しかし、バイオテク産業はその製品が完全に安全であり、従来の食物と違わないことを主張している。

-別の大西洋を隔てた衝突の記憶-

このバイオテク米のケースは、昨年のGMO食物に関する同様な大西洋をはさんだ衝突を思い出させる。この場合EUエキスパート達は、未公認GMOで汚染されていない証拠がない限り米国トウモロコシ動物飼料と穀物の輸入を阻止させた。その為の証拠は、製造会社によって提供されている、技術的な検出テストを経て来る事になっている。今回の未公認米品種--殺虫剤使用に耐えるために修正されたもの--が、ヨーロッパ市場に向けられた出荷に見つけられたのかどうかはまだ不明瞭である。もしそこに発見されたとすれば、その量と汚染の度合もまだ不明である。

モウチャンはこう述べている:「私達は、何が問題なのか正確に知るために、アメリカの当局とこれを調査しているところです。この情報に基づいて、私達は、GMO米がヨーロッパ市場に入らないことを確保するために、正しい措置を採用するつもりです。私達は、問題がどこにあるか知り、ヨーロッパ市場への潜在的なインパクトを見極めようとしています」米国当局は、このGMO品種は公衆衛生と環境にリスクを提しないと言っている。しかし、環境保護グループは、この最新のGMO恐怖に激怒している。2つの巨大貿易相手国間で怒りが燃えあがっていて、EUが米国米の輸入を中断する事を要求している。

Author:事務局 : 2006年08月25日 08:39