« ■インドでの清涼飲料水の問題 | メイン | ■タイで鳥トリインフルエンザによる人間の16人目の死者が出る »

2006年08月06日

■米国工場型養鶏場は鳥インフルエンザ発生工場になっている

米国現地医者からの報告:

世界最悪の鳥インフルエンザ勃発は、中国ではなく、1983年から84年間に米国ペンシルベニア州で起きていた。このH5N2の突発は、納税者と消費者に4億ドルの負担をかけ、1700万羽の鳥の抹殺処分をもたらしていた。米国の工場型農場の劣悪な生産状況はまだ続いている。

-鳥インフルエンザ工場-

鳥インフルエンザの高致死性アジア型H5N1菌株が発見される前に、1983から84年の間に世界最悪の鳥インフルエンザ勃発が、中国ではなく、米国ペンシルベニアで起きていた。この俗称キーストーン州でのH5N2の勃発は、納税者と消費者に4億ドルの負担になり、1700万羽の鳥の抹殺処分をもたらしていた。各都市が、次のインフルエンザパンデミックのインパクトを緩和させようとすることが重要であるのは勿論であるが、まず第一に、鳥インフルエンザの勃発自体を阻止する事が、決定的な重要さを持っている。

国連は、これらのウイルスが拡大し、もっと危険な型に変異するのを阻止するためにいわゆる「工場式農場」を止める闘いをする事をすべての政府に求めている。ペンシルベニア州の家禽生産者の日常風景では、2000万匹以上の鶏が不潔な、フットボール場大の敷地にある鶏舎群に押し込められて、鶏は頭を突きあわせるほどの狭さで、糞尿のなかで生きている。それはまさしく病気の育成場になっている。養鶏産業は、鳥と人々の健康と福祉のためにこの産業型の農場から転向しなければならない。

この報告の筆者マイケル・グレガー、は、著作家で、医師で、合衆国動物愛護協会の公衆衛生と畜産農業部門のディレクターである。

Author:事務局 : 2006年08月06日 12:40