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2006年08月12日

■ベトナムで牛と豚に口蹄疫が再勃発している

感染勃発地域当局は、現在、家畜輸送と取引のコントロールを強化していて、被害地の消毒、家畜の予防接種を行っている。
ベトナム政府は多量のFMDワクチンを地方に供給している。また政府は、国家備蓄のため、フランスとオランダから230万米ドルに相当する200万服用分のワクチンを輸入する計画をたてている。

-ベトナムは新しい口蹄疫の勃発に気を引き締めている-

FMDの新たな勃発の兆候が、ベトナムのメコンデルタ地域で出現して、この10日間で、より多くの動物が感染させられている。2005年にベトナム全土に噴き出したこの致死性疫病は、ヴィン・ロン、ハウ・ジアン、バク・リュウ州に、再出現している。また、北部および中部の一部の地域は、この伝染病感染の高いリスクに直面していることが報告されている。ヴィン・ロンでは、261匹のブタと雌牛が犠牲になったと、州動物健康省は報告している。ハウ・ジアンにおいては、この数日間で、15匹のブタが感染し、2006年5月以来犠牲頭数が100匹になった、と、当局は述べた。

バク・リュウ州のヌガン・デュア町は、牛の間における広範囲の感染勃発を報告した。これらの地域の当局は、現在、牛の輸送と取引のコントロールを強化していて、被害地の消毒、家畜の予防接種を行っている。ベトナム政府は数万になる服用量のFMDワクチンを地方に供給している。政府は、国家備蓄準備のため、フランスとオランダから200万の服用量を輸入する計画をしていて、それは230万米ドルに相当する。

昨年は、17 363頭の牛と18 232頭のブタが感染したと報告されている。その内、この病気で247頭の牛と12 072頭のブタが死んだか、または抹殺処分された。FMDは、牛、ブタ、羊、ヤギ、鹿などの偶蹄を持つ動物を襲う高感染性のウイルスによる疫病である。

Author:事務局 : 2006年08月12日 16:12