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2006年09月04日

■ネパールで日本脳炎の疫病が勃発している

南ネパールで日本脳炎[JE]疫病のため、2006年4月以来22人が死亡している。
東ネパールで73人の日本脳炎患者の内11人が死亡した、と、国営新聞「ライジング・ネパール」が報告した。日本脳炎ウイルスは、「Culex蚊」の「Vishnuiグループ」によって感染させられる。
野生の鳥がこのウイルスのホストになっていて、ブタがこれを拡大させるホストになっているのかもしれない。

[1] 南ネパール 2006年8月30日

-日本脳炎の疫病で南ネパールで22人を殺す-

南ネパールのテライ平原の11区で、日本脳炎[JE]疫病のため、22人もの人が、2006年4月以来、死亡したと、ネパール国民通信局RSSが[2006年8月21日月曜日]に報告した。200人以上の人々が、この疫病で苦しんで、治療されてきた、と、RSSは報告している。BPコイララ健康科学研究所(BPKIHS)によると、入院がゆるされた160の内17人が、治療中に死亡した。BPKIHSは、入院を認められた人々の内8人はまだ治療中である。その間、カトマンズの東約400kにあるビラトナガルにあるコシ・ゾナル病院によると、日本脳炎で患者が5人死亡して、51人が入院した。

[2] 東ネパール□ 2006年8月30日

-東ネパールで日本脳炎で11人が死亡した-

東ネパールのコシ・ゾナル病院で73人の日本脳炎患者の内11もの人が、この疫病で死亡した、と2006年8月22日に、国営新聞、「ライジング・ネパール」が報告した。この英字新聞によると、この病院に入れられた全体の患者の内、48人が帰宅した。一方、6人が他の病院に転送されて、8人が治療を受けている。カトマンズの東約400kにあるビラトナガル病院によると、毎年8月から9月の間、この地域は脳炎の疫病下に置かれてしまう。

ProMEDmailのコメント

日本脳炎ウイルスは、Culex蚊のVishnuiグループによって感染させられる。野生の鳥がこのウイルスの脊椎動物でのホストであり、ブタはこれを拡大させるホストとして役立つっているかもしれない。これらのネパールからのリポートは、疫病発症が起きている地域で、なんらかのベクトルコントロール対策が実施されているかどうかを明にしていない。日本脳炎ウイルスワクチンは入手可能である。ProMED-メールは、予防接種キャンペーンが行われているのか、または日本脳炎が定期的に起きている地域の個人が所定の予防接種を受けているのかどうか、情報を求めている。

Author:事務局 : 2006年09月04日 09:10