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2006年10月23日

■インドネシアが米国産果実輸入を植物衛生問題で禁止する

インドネシア政府は米国の果実は深刻な脅威をインドネシアの作物に及ぼす疫害を持っている根拠で米国からの数種の果実輸入を禁止した事を認めた。
インドネシア農業省はこう述べている:我々は、インドネシアに輸出予定されているブドウとりんごの害虫に関してフィールド検査を実行するために、エキスパートチームを米国に送る用意がある。米国は「植物衛生国際基準」(ISPM)によって要求されている「無害虫エリアプログラム」を実行していないので、米国の果実は、加熱、フロスティング、薫蒸消毒によって処理されるまではインドネシアに入ることができない。

-米国は果実の輸入禁止に抗議する-

米国政府はインドネシア農業省に対して米国からのいくつかのタイプの果実輸入を禁止する決定に抗議を申しいれた。インドネシア農業省安全隔離局長の「Syukur Iwantoro」は、ジュネーブで最近開催された衛生と植物衛生に関する国際貿易組織の会合で米国がこの抗議を提出したと10月17日に述べた。彼はインドネシア政府が重大な脅威をインドネシアの作物に提する害虫をもった果実があると言う根拠で米国からの数種の果実輸入を禁止した事を認めた。Syukur氏こうは言った:「この規正法は、どの国からのどの果実の輸入も、インドネシアに存在しない疫害がなく、また重大な損害を起こさない害虫がない限り、輸入禁止にはしていない」

彼はさらにこう強調した:「万が一これらの疫害が、わが国特定の気候があるので、インドネシアに入るならば、それは私達の作物に重大な脅威を与え、私達の輸出を危険にさらすことになりうる。アメリカの果実に影響している土着と非土着の害虫についての情報が、より一層の分析のため政府隔離局に提供されている。非土着性の害虫には「メッドフライ」がある。それは通常ブドウに寄食して、カリフォルニアに発見されている。「りんごウジ」は主要な害虫であり、通常ワシントン州、オレゴン州、およびアイダホ州の作物に出ている」

Syukur氏はこう説明した:「植物衛生国際基準」(ISPM)の下にある無害虫エリアプログラムと同様な措置で害虫がある果実は処理される事ができる。「もしこのプログラム下で取られた措置がうまくいかなければ、私達は、加熱、フロスティング、薫蒸消毒を含む、他の対策を試すことができる」と、彼は述べた。インドネシアは、無害虫エリアプログラムを通じて、輸入害虫と戦う最新措置導入に成功したけれども、同省が特別なチームを米国で現場実地試験を実施するため米国に派遣することが必要であると、彼は説明した。

彼はこう言った:「私達は、インドネシアに輸出される予定であるブドウとりんごに影響する害虫でのフィールドでの確認検査を実行するために、エキスパートチームを米国に送るつもりである。この派遣チームは、米国が、訪問すべき場所などの必要な情報を提供した後に、出発するだろう。米国はISPM下で要求されている無害虫エリアプログラムを実行していないので、米国のりんごは、それらが、加熱、フロスティング、薫蒸消毒によって処理されるまではインドネシアに入ることができない。

Author:事務局 : 2006年10月23日 15:07