WORLD ECOWATCH

ワシントン州の一頭の雌牛が２００３年に狂牛病と診断された後、この病んだ牛と接触を持ったすべての牛を追跡発見するのに調査者達は４カ月を要した。家畜認識制度採用は義務化された州もあるが、現在自発的な制度になっていて、米国全土での参加率は低い。
家畜の疾病拡大を追跡するために使われる技術は、小売店の盗難防止に使われている装置に類似している。１５桁の数字を含む電子標識タグが家畜に付けられる。動物が「リーダーパネル」を通過するとき、電子シグナルがコンピュータに送信されて、通過する動物の認識番号が検出される

２００７年１月１０日水曜日

農務長官が畜産農民の総会で支持を論じる。

ワシントン州の一頭の雌牛が２００３年に狂牛病と診断された後、この病んだ牛と接触を持ったすべての牛を追跡するのに調査者達は４カ月を要した。

この狂牛病になった牛の発生から、およそ２５の国が、合衆国の牛肉輸出に市場を閉ざした、あるいは閉ざすと脅した、と、マイク・ヨハンズ農務長官 (Ａｇｒｉｃｕｌｔｕｒｅ Ｓｅｃｒｅｔａｒｙ Ｍｉｋｅ Ｊｏｈａｎｎｓ) が、8日に５,０００人の農民と牧場労働者をソルトレークシティー に集合させたアメリカ農業局連邦総会 (Ａｍｅｒｉｃａｎ Ｆａｒｍ Ｂｕｒｅａｕ Ｆｅｄｅｒａｔｉｏｎ)で、述べた。

もし全国的な動物の固体確認追跡システムが実施されていたなら、この制度の支援者が言うには、狂牛病を制圧する調査は４８時間以内に完了されていただろう。それでもこのようなシステムを実行する努力は、生産者が家畜を登録することが義務になるのか、あるいは自発的であるのかに関して議論が出るなかで、行き詰まってしまった。

「我々はこの論争の先へ進む必要があった」、とブルース・ナイト次官 (Ｕｎｄｅｒｓｅｃｒｅｔａｒｙ Ｂｒｕｃｅ Ｋｎｉｇｈｔ)が言った。それで自発的なシステムが採用される事になった。

ナイト次官はこう予測していた。合衆国のレストラン、小売店、消費者がインフォメーションを要求しているので、もっと多くの生産者達が自発的に登録していくだろう。それでも、米国全土の家畜所有者の２４パーセントしか、連絡担当者と事業住所だけをリストするプログラムの最初の段階に参加していなかった。

それと対照的に、ユタ(Ｕｔａｈ)州 はこの合衆国の発生期のシステムに参加する事（６４パーセント）では、農民と牧場経営者の数で上位の１０州に駆け上がった。テリー ・メンラヴ(ＴｅｒｒｙＭｅｎｌｏｖｅ)、ユタ州動物産業部門監督 (Ａｎｉｍａｌ Ｉｎｄｕｓｔｒｙ Ｄｉｖｉｓｉｏｎ) 、はこう述べている：この比較的高い数は、ユタ州検査官と個々の牧場主の間に構築された信頼レベルが高かったおかげである。「生産者達は追跡システムが自分達の産業を保護すること、さらにそれ口にする食物が安全であるという消費者の信頼を作りあげる事を知っている」

カナダとオーストラリアのような国は勿論、ウィスコンシン (Ｗｉｓｃｏｎｓｉｎ)のような、一部の州は、家畜登録を必要義務にしている。しかしそれは一部の牧場主と農民の不安を和らげていない、そしてこのシステムはおそらく自発的なままになっているだろう。ミシガン(Ｍｉｃｈｉｇａｎ)州の 農民、ウィリアム・ベンソン (Ｗｉｌｌｉａｍ Ｂｅｎｓｏｎ)はこの総会で、こう述べている：「私は政府を信頼しない。私はどのようにこのインフォメーションが機密にされるか本当に知ることができるのか？」

他の人達は、このようなシステムの必要性は時代の象徴であるのかもしれない、と言った。「奇妙なことが９/１１事件以来起きてきている。もしそこに病気があるなら、人々はそれがすぐに追跡される事を期待している」と、引退したカンザス (Ｋａｎｓａｓ)州の生産者、リチャード・ラインハルト (Ｒｉｃｈａｒｄ Ｒｅｉｎｈａｒｄｔ)は述べた。

動物の疾病の拡大を追跡するために使われる技術は、小売り店で盗みを妨げるために使われちる装置に類似している、とユタ州農業省報道官ラリー・ルイス (Ｌａｒｒｙ Ｌｅｗｉｓ)は言った。

１５桁の数字を含む硬貨大の電子標識タグが家畜に付けられる。動物が「リーダーパネル」を歩いて通り過ぎるとき、電子シグナルがコンピュータに送信されて、通過する動物の認識番号を追跡する。このタグが生涯動物に付着されたままになる。

Sent: Friday, January 12, 2007 3:10 AM