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2007年02月04日

■英国の農場でH5N1鳥インフルエンザの勃発が確認される

ヨーロッパ最大の七面鳥飼育業者、バーナード・マシューズが経営する農場で勃発した鳥インフルエンザは、人も殺せる高致死性ウイルス病原体H5N1型であると、欧州委員会が2日に述べた。

東部イギリスにあるこの農場で1日に2500羽の七面鳥が死亡して、英国政府獣医エキスパート達が連絡を受け呼ばれた。英国政府は、勃発抑制するEUによって承認されたコントロール措置を実施している。これは感染している農場の周りに3キロ半径の保護ゾーンと10キロの監視ゾーンを設置する事である。

ヨーロッパ最大の七面鳥飼育業者、バーナード・マシューズ(Bernard Matthews)によって運営されている農場で勃発した鳥インフルエンザ生は、人も殺せる高致死性ウイルス病原体の H5N1型であると、欧州委員会(European Commission)が2日に言った。

英国政府獣医エキスパート達が1日に2500羽の鳥が死亡して、東部イギリスのロウエストフトの近くの農場に連絡を受け駆けつけた。英国政府は、勃発を抑制するEUによって承認されたコントロール策を実施している。これは感染している農場の周りに3キロ(2マイル)の半径の保護ゾーンと10キロの監視ゾーンを設置する事である。それはハンガリーに続いて、2007年に27国の欧州連合 (European Union) で H5N1感染の2番目の確認されたケースである。

この農場は160,000羽の七面鳥を飼っていて、しかし鳥を収容する22の小屋の1つだけがこれまでのところこの感染が起きている。厳密な移動コントロールが実施されていて、家禽は屋内で飼育されなくてはならない、鳥の展示ショーとハトのレースは禁止されている、そして農場直接の生物保安策(on-farm biosecurity measures)が強化されるであろう。

H5N1ウィルスは2003年以来270人に感染して、少なくとも164人を殺したことが知られている、その殆どはアジアで起きている。そして2億羽以上の鳥がそれで死ぬか、あるいは感染拡大を妨げるために処分殺されている。

驚くべきタイミング
英国動物健康研究所 (UK's Institute of Animal Health)所属の鳥インフルエンザエキスパート、コリン バター(Colin Butter)こう述べた:「今は多くの鳥が移動する時期で
はないから、このニュースにはやや驚いている。もしそれが起きるのなら、我々は、冬の半ばではなく、春に起きることを予想するだろう」

彼は、これが唯一の発生であるかのかどうか、あるいは、別のまだ未発見の勃発から広まったかどうかを見つけだすことが決定的に重要であると言った。「もしこれが第二のケースであるなら、それはずっと深刻である。もしこれが最初のケースであり、そして我々がそれを根絶させることができるなら、この勃発は抑制されるだろう」

ジョン・オックスフォード(JohnOxford) 、ロンドンにあるメアリー女王医学院のウィルス学者、はBBCにこう述べた:「私はこの勃発は抑制できることを確信している。私はそれが人間の住民に対する脅威に何らかの違いを生じさせたとは思わない」

野生の白鳥
H5N1鳥インフルエンザの高病原性の菌株は以前英国で見いだされた、そしてその時は野生の白鳥が2006年3月にスコットランドで死んでいるのが発見された。その白鳥はほかのところで病気にかかって、海上で死亡して、海岸に打ち上げられたと思われた。

2006年5月に、ノーフォーク (Norfolk) の3つの農場においての50,000羽のニワトリが、H7N3菌株が検出された後、抹殺処分された。それは同じく東部イギリスで、ヨーロッパ最大の養鶏場の根拠地である。農業のリーダー達は、それらの2つの勃発が2006年に英国の養鶏業に5千8百万ポンド(1億1500万ドル)の損害を招いたと言った。

ピーター・ケンダル (Peter Kendall) 、全国農民組合(The National Farmers' Union)の組合長、は、消費者達にこの感染発生で家禽の肉を買うのをやめないように督促した:「我々はすべての農民が「信じられないほどに」警戒して、彼らの家禽群を注意ぶかく監視するように、奨励している。しかし我々は、これは家禽の安全性についての問題ではないということで消費者を安心させる必要がある」

七面鳥農場経営者バーナード・マシューズ はステートメントでこう言った:「ホルトンのサイトでH5N1鳥インフルエンザの発症があった。しかし感染した鳥は何も食物連鎖には入らなかったことを強調することが重要である」

Sent: Wednesday, February 04, 2007 06:30 PM

Author:事務局 : 2007年02月04日 18:30