« ■米国で家畜の虐待規制が支持裁定を受ける | メイン | ■ボツリヌス中毒、ベビーフード-北アメリカ »

2007年02月20日

■モスクワで H5N1鳥インフルエンザを確認する

モスクワ(MOSCOW)-ロシアの当局者はモスクワの郊外地区で、死んだ家庭の家禽に4番目の発生を報告した。エキスパート達はH5N1鳥インフルエンザ菌株の感染確認後に隔離体勢を強化した。

H5N1の出現が17日遅くのテストによって確認されて、これはロシアの首都に近接するところで発生した最初の記録である。

アンドレイ・ブラコヴスキー(Andrei Barkovsky)、モスクワ地域知事報道官、は、死んだ家禽が首都の北にある「Taldom」地区で19日に報告された、と、「EkhoMoskvy」ラジオに述べた。だがその家禽の死が正確にいつ起きたのかは不明確である。
これ以前に、連邦農業監督政府機関「Rosselkhoznadzor」所属の当局者達が、モスクワの西部と南部にある3つの地区で、すでに鳥の死が記録されていたと、述べた。

政府機関の報道官アレクセイ・アレクセイエンコ(Alexei Alexeyenko)は2つの地区、「Odintsovo」と「Domodedovo」で死んだのが発見された家禽に、テストでH5N1を確認したと言った。その地域では、2ダースの鳥が今週死んでいた。

ほとんど4ダースの鳥が死んだ「Podolsk」地区で行われたテストの結果はまだ出ていない。
当局者は、死んだ家禽と緊密な接触があった数人の人々は医療観察のため連れていかれた。しかし健康上の問題があることはまだ報告されていない。

監督当局は、死んだ鳥の一部が買われたと思われるモスクワの屋外の家禽市場を閉鎖した。そしてニコライ・ブラソフ(Nikolai Vlasov)上級獣医は、もっと多くの感染発生が可能であると警告を発している。

ロシアでは、鳥インフルエンザの人間の発症は報告されていない。ロシアでは、2005年にシベリアで H5N1型ウィルス菌株の最初の報告がされている。それ以後の感染発生は、ずっと西部地区でおきている。しかしほとんどは首都から遠い南部の地域で起きていた。

Author:事務局 : 2007年02月20日 10:41