« ■中国でさらに人間の鳥インフルエンザ患者が報告される | メイン | ■中国湖南州で今年も狂犬病の多くの犠牲者が出ている »

2007年03月05日

■薬剤生産で人間の遺伝子を含ませたGM米に不安が増す

米国農務省は人間の遺伝子を含ませるよう遺伝子操作された米の最初の商業的生産に正式の許可を与えた。
この遺伝子操作米はその種子に人間の免疫システムタンパク質を作りだすものである。
批判者達は遺伝子変更させられた米が、必然的に栽培地から転移する事になると言っている。その場合は、薬学的に活発なタンパク質が、無関係な消費者の食物の中に出現する結末になりうる。

米国農務省は人間の遺伝子を含ませるよう遺伝子操作された食用作物-米-の最初の商業的生産に正式の許可を与えた。

この決定は、ハイテク植物にある生物医学的に強力な物質が漏出して、他の食物に出現する恐れに再び火をつけている。

この遺伝子加工を牽引しているカリフォルニアバイオテク会社からの計画は、カンザス州での大規模な栽培を要求している。この遺伝子操作米は、その種子に人間の免疫システムタンパク質を作りすものである。

このタンパク質は対下痢薬として用いるため抽出されて、そして、ヨーグルトやグラノラバー(繊維健康食)のような健康食品に添加されるかもしれない。

サクラメントに拠点がある「ヴェントリア・バイオサイエンス(VentriaBioscience)社の会長、スコット・ディーティア(Scott Deeter)はこう述べている:「我々は本当に下痢をしている子供たちがずっと速く良くなるのを手伝うことができるのです」 たくさんの保護措置がこの遺伝子加工米とその種子が脱出するのを阻止するはずであると、彼は言った。

けれども批判者達はこの技術を攻撃して、遺伝子を変更させられた米が、必然的に栽培地から転移する事になると言っている。

その場合には、薬学的に活発なタンパク質が、なんの疑念も持たない消費者の食物の中に出現する結末になりうる。

タンパク質自体は内在的には危険ではないけれども、人々がそれに曝されるこの場合の許容枠(ドース)にはほとんどコントロールがきかないだろう、そして一部の人達はタンパク質にアレルギー反応をもっているかもしれない、と「憂慮する科学者連合(The Union of Concerned Scientists) のジェーン・リスラー(JaneRissler)、が述べている。

「これは皆の人が食べたくなる産物ではない。他の会社はこの類の植物を屋内か大鉢で栽培している。
戸外で植物のなかに薬剤を生産することは賢明でない」とリスラーは述べている。

ワシントンに本拠がある「食品安全センター」の法律部長、ジョセフ・メンデルソン (Joseph Mendelson) は「我々は確かに大きな心配を持っている」と言っている。

ヴェントリア社は3種類の米を開発した。そしてその各々は3つの人間タンパク質の1つを作る異なった人遺伝子を組み込まれている。それらの2種類、ラクトフェリン(lactoferrin)とリゾチーム(lysozyme)は、母乳と唾液に見いだされるバクテリアと闘う化合物である。 ペルー(Peru)で行われた会社によって後援された最近の研究はこう記述している:ひどい下痢症状を持っている子供達が、もし処方される塩辛い液体にこのタンパク質が加えられたら、1日はやく回復した。

ディーティアはこう述べている:植物の中で生産する事が他の方法よりはるかに安い、それはこの治療を得るのが発展途上世界では容易になる。そこではひどい下痢で毎年2百万人の子供達が死亡している。

「植物は目を見張るような工場である。我々の原材料は太陽、土地、水、である」と ディーティアは言った。

この会社は、米国食糧医薬品局に、タンパク質を健康食品に入れることを話している。その会社の3種類目の米は、血清アルブミン、医療で使われる血液タンパク質、を、作っている。
今までは、人間の遺伝子を持っている植物は小さなテストプロット(区域)に限定されていた。

南ミズーリでこの米を栽培する以前の計画は以下のいきさつで中止された。ビールメーカー「Anheuser-Busch」社は米国で最大の米のバイヤーであるが、遺伝子変更米の安全性と消費者の受容について心配を表明して、州から米を買うのをやめると脅した、それでこの計画は中止された事がる。

Author:事務局 : 2007年03月05日 18:33