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2007年03月06日

■中国湖南州で今年も狂犬病の多くの犠牲者が出ている

中国では1996年以来狂犬病で2719人の人々が湖南州で死亡している。
2006年には443人の人々が湖南州では狂牛病で死んでいる。

狂犬病は中国で最も命取りの伝染病である。狂犬病の犬とコウモリを含む他の動物は、噛み傷や皮膚を破る引っかき傷を人に加えて、死に至るこの病気を広げることができる。狂犬病は、数日間、数か月間、ときには何年間も、潜在的なままでいることができる。狂犬病は、一度症状がでると、常に致命的である。

WHOによれば、世界中では、狂犬病による約5万5千人の死者(主として子供達)が毎年報告されている。

中国中部の湖南省で61人の人々が、2007年の最初の2カ月だけで狂犬病で死亡している。これに対し州副知事が湖南州で犬の処分を要求した。ガン・リン(Gan Lin)、湖南州副知事、は、政府はこの恐ろしい病気に人々が罹らないようにするために、予防接種をしていない犬を殺さなければならないと、言った。狂犬病が2006年に443人の人々を湖南州で死なせた。狂犬病は、去年、中国で最も命取りの伝染病であった

ガン・リン湖南州副知事はこう述べている:1996年以来、狂犬病が2719人の人々を湖南州で死なせている。飼い犬の増加する数と低いワクチン接種率が湖南州で狂犬病が流行した原因であると見られている。だがこの病気を広げたペット数に関する詳細は述べなかった。

病気予防地方センター( Provincial Center of Disease Prevention)のエキスパート達はこう警告する:狂犬病の犬とコウモリを含む他の動物は、噛み傷や皮膚を破る引っかき傷を人に加えて、死に至るこの病気を広げることができる。狂犬病は、数日間、数か月間、ときには何年間も、潜在的なままでいることができる。狂犬病は、一度症状がでると、常に致命的である。

動物に噛まれた人は、症状が出る前に、[ワクチン接種によって]効果的に治療されることができる。犬と同じで、人間は、狂犬病予防の注射を受ける事ができる。

狂犬病はアジアとアフリカの多くの国では深刻な公衆衛生の問題である。だが人間と獣用の安全な、効果的なワクチンは存在している。WHOによれば、世界中では、狂犬病による約55000人の死(主として子供)が毎年報告されている、そして中国での被害総計は世界での被害総数の実質的な部分を占めている。中国の一つの州で一日61人の死者が出ている。その州では10年の死者総数が2719人である。この事実は、中国が主要な沿岸都市で狂犬病のコントロールでは殆ど進歩を成し遂げていないことを示している。家畜や野生の犬を散発的に処分する事は、重大な公衆衛生の危機に対する適当な反応にはならない。

参照:
Rabies, human, canine - China (Beijing) 20070204.0449
Rabies, human, canine - China (04) 20061213.3504
Rabies, human, canine - China (03) 20061110.3225
Rabies, human, canine - China (02) 20061010.2905
Rabies, human - China 20061001.2817]

Author:事務局 : 2007年03月06日 10:39